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【中居問題余波】フジテレビ第三者委員会の調査方法に“疑念”「メールアンケートで何がわかる」結果報告延期の“最悪シナリオ”とは

中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ
元SMAPの中居正広による“性トラブル”で揺れるフジテレビ。1月23日には「第三者委員会」が設置され、ようやく原因究明に動き出したと思われたがーー。
《第三者委員会によりますと、調査報告書は本年3月末を目途としてご提出いただける予定です。当社及びフジテレビは、第三者委員会から調査報告書が提出され次第、速やかに本ガイドラインに従って調査報告書を公表し、必要な対策を講じてまいります》
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フジテレビは、第三者委員会設置に関する「今後の対応」として“3月末”を目処に調査報告書を受け取り次第、公表すると公式HPで発表している。
「社内調査は2月3日に始まり、中居さんや他の出演タレント、さらにスポンサーなどとのトラブルの有無を“メール”にてアンケートをとりました。対象となっているのは、フジテレビと親会社の社員です。しかし、この方法に一部SNSでは疑問が噴出しています。
第三者委員会へは実名でアンケートが送られることになります。同局への報告書では匿名になりますが、質問のなかにはトラブルの起きた具体的な日時と場所、個人名を書く欄もある。幹部が関与している事案であれば、人事報復を恐れて事実の公表を躊躇する社員もいるでしょう。
本来であれば、社員だけでなく制作会社や子会社も含めて、ひとりずつ聞き取り調査をおこなうべきでしょう。あるいはアンケートを元に実際の調査をおこなうのかもしれませんが、メールやLINEの履歴など細かな資料確認まで進めるとなると、果たして3月末に間に合うのか疑問ですね」
実際X上では、第三者委員会への疑念が多く聞こえる。
《第三者委員会はたった3人でしかも調査は「社内」アンケートらしいですけど。被害者の方は退職していますが》
《これは本気で解決する気は無いな 本気でやるなら、アンケートのやり方をオープンにして無記名のアンケートにしないとダメだろ》
《身分の保証がない限り、履歴が残るメールで本当のこと回答するわけない。 形ばかりの調査なのですね》
しかし、フジテレビとしては、どんなに“杜撰”な調査であっても、少しでも早く第三者委員会の結論を得る必要がある。
「すべてスポンサーのためですね。1月17日、27日の2度にわたる経営陣による記者会見は“失敗”に終わったと言えます。実際に、トヨタや日本生命をはじめとした大手スポンサーは次々と離れていき、いまや同局のCMはほとんどACに切り替わっており、復帰の見込みもありません。
スポンサー各社は基本的に第三者委員会の結論を待つ、というスタンスです。そこでフジテレビとしては、なんとか4月の改編期までに結果報告をしたいわけです。ただ、アンケートのみで深堀りが出来ていない“報告書”が出たところで、再び批判が殺到するのは間違いない。一方で内容を充実させようとすると3月末には間に合わない可能性が出てきます。このジレンマにフジテレビもかなり苦しんでいるでしょう」(芸能ジャーナリスト)
目先のスポンサーよりも信頼回復が大切な気もするが……。