笑福亭鶴瓶CM再開のスシローに疑問やまず…企業広報に聞いた「批判への見解」

 

　中居正広の女性トラブルに、芸能界が揺れている。そのあおりを受けたのは、『ザ！世界仰天ニュース』で中居と長く共演してきた笑福亭鶴瓶だった。

 

「『文春オンライン』『週刊文春デジタル』によれば、鶴瓶さんは、中居さんが主宰するBBQパーティに参加していたとのことです。鶴瓶さんは、中居さんの女性トラブルとは直接関係はないものの、被害女性X子さんも同席したこのパーティへの参加を問題視する向きもありました」（芸能記者）

 

　中居問題に批判的な世論にいち早く対応するためか、鶴瓶を広告に起用していた回転ずしチェーン「スシロー」は、1月29日、公式サイトから鶴瓶の画像や動画を削除。しかし、それに対しては「過剰反応」「とばっちり」との声も上がり、約1週間の2月6日、スシローは広告の再開を発表した。

 

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「スシローを展開する株式会社あきんどスシローは、『当初の報道を受け、お客様から様々なご意見を頂戴いたしました』とし、『状況の全体像が不明確であったため、所属事務所様にお伝えした上で、広告素材の使用を一時見合わせ』ていた、と声明を出しています。その後、社内協議のうえで広告再開に踏み切ったようです」（同前）

 

　この声明の中で、スシローは「結果として、笑福亭鶴瓶様および所属事務所の皆様にもご迷惑とご心痛をおかけし、深く反省しております。」と謝罪。しかし、鶴瓶の胸中は穏やかではなかったのかもしれない。

 

「鶴瓶さんは2月2日、自身がパーソナリティーを務めるMBSラジオの『ヤングタウン日曜日』に生出演。《歴史に残るとばっちり》と手帳にメモした、とボヤいていましたからね。

 

　鶴瓶さんはBBQの現場にはいたものの、夕方には帰ったし、誰がいたかも把握していないとしており、女性トラブルとは無関係。中には、『勇み足で広告を取り下げた』とスシローを批判する声も集まっていました」（同前）

 

　現在、SNSではスシローへの批判が渦巻いている。

 

《イメージ悪化を回避する為に削除したんだろうけど逆にイメージ悪くなっちゃった》

 

《流石に今の日本は苦情に敏感になりすぎだと思う　強い企業姿勢は大事だと改めて思った》

 

《今回のスシローの行動は勇み足で残念。自らの間違いを正したのは良いが、経営陣の胆力・判断力が不足していることも窺い知れた。》

 

　ネット上での批判について、スシローはどう思っているのか。運営会社のFOOD ＆ LIFE COMPANIESに問い合わせたところ、次のような返答があった。

 

《笑福亭鶴瓶様の広告については、スシローHPに掲載した「お知らせ」の通り、お客様から様々なご意見を頂戴し、その後所属事務所とのやりとり、社内協議を経て現在、広告を順次再開させていただいております。今後の継続等、契約に関することについてはお伝えしておりません。ご了承ください》

 

“お客様からの様々なご意見”に振り回された様子のスシロー。広告タレント自身が問題を起こしたわけではなく周辺で“トバッチリ”を受けた場合、企業はいかに対応すべきか、その困難が浮き彫りになったといえるかもしれない。