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『SHOGUN』助演女優賞「穂志もえか」、セーラー服・ツインテールで元HKT48と争った過去、「ヤバい女」役で視聴者ザワつかせたことも

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記事投稿日:2025.02.12 19:50 最終更新日:2025.02.12 19:50
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『SHOGUN』助演女優賞「穂志もえか」、セーラー服・ツインテールで元HKT48と争った過去、「ヤバい女」役で視聴者ザワつかせたことも

「放送映画批評家協会賞」授賞式に登壇した穂志もえか(写真・REX/アフロ)

 

 2024年に有料配信サービス「Disney+」などで配信された、真田広之が主演とプロデュースを手がけたドラマ『SHOGUN 将軍』(以下、『SHOGUN』)。

 

 2月7日(現地時間)、米国とカナダの批評家が選出する「放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード、通称・CCA)」の授賞式がおこなわれ、そこで『SHOGUN』はドラマシリーズ作品賞など、4冠を獲得した。

 

「主演男優賞を真田さん、助演男優賞を浅野忠信さんと日本でも名高い俳優お2人が受賞しました。さらに大きな話題になったのは、助演女優賞を受賞した穂志もえかさんです。

 

 

『SHOGUN』はテレビ業界の権威でもある『エミー賞』でも18冠。CCAと同じく米国アカデミー賞の前哨戦ととらえられている『ゴールデングローブ賞』でも4冠を獲得しましたが、これまで穂志さんの受賞はありませんでした。

 

 それが今回、ハリウッド作品初出演にしてCCAの助演女優賞を獲得したのですから、異例のできごとでしょう」(芸能記者)

 

 穂志は『SHOGUN』で、日本漂着後に「三浦按針」と名乗ったことで知られる英国人航海士の妻になる女性・宇佐見藤役を演じた。按針が窮地の際に、自ら銃を手に取って立ち向かうなど、顔立ちに似合った凛々しい姿が話題になった。

 

 晴れて世界を股にかける女優となったが、そのデビューは意外なところにあった。

 

「女優を志していた穂志さんが、上智大学在学中に応募したのがアイドルオーティション『ミスiD』でした。『ミスマガジン』休止後に発足したもので、個性と多様性を重視した内容でした。女優やアイドルにとどまらず、ミュージシャン、セクシー女優、女性落語家といった幅広い応募があったのが特徴です。

 

 穂志さんは、2016年の第4回のオーディションに応募し、グラビアアイドルの長澤茉里奈さん、2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに選ばれた女優の髙石あかりさんらと鎬を削り、グランプリを獲得しています。

 

 このとき、穂志さんに惜しくも及ばず、準グランプリだったのが、2012年までHKT48メンバーとして活動し、その後、インフルエンサーならびに実業家として活躍している菅本裕子さんです」(アイドル誌ライター)

 

 このときは、読みは同じながらも「保紫萌香」という名前で活動していた。

 

「当時のオーディションで公開されていた自己紹介動画には、セーラー服姿にツインテールという出で立ちで登場しています。

 

 動画では、それまでも女優を目指していたと打ち明けながらも『みんな私の理想を見ちゃってて、私本体を見てくれなくなって。“もっとできる、もっとできる” と言われ、つらかった』と複雑な心境を打ち明けると、涙目になる場面もあり、アンニュイな印象が強い女のコという感じです。

 

 CCAの授賞式で、ルイ・ヴィトンの赤いドレスを着用した穂志さんが涙ながらにキャストやスタッフに感謝を述べながら『みんなのおかげでここに立っています』と話していましたが、感無量ですね」(同)

 

 グランプリ受賞後、女優として本格的な活動を始め、2018年に現在の名前に改名。映画やドラマへの出演を増やしていく。

 

 芸能記者がこう話す。

 

「大きな代表作はまだありませんが、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ制作、フジテレビ系)や映画『街の上で』(今泉力哉監督)など、話題作には出演を続けてきました。

 

 そんななか『SHOGUN』への出演が決定。2021年から2022年にかけて、カナダ・バンクーバーで撮影に臨むことになりました。これ以降も、穂志さんは国内のドラマに出演しましたが、まだまだ大役をもらえる立ち位置ではありませんでした。

 

 それでも演技が話題になったのは、2023年放送のドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)の出演だったと思います」

 

 同作は主演の赤楚衛二が演じる向井悟を中心に、彼の周囲で起きる恋愛と人生の出来ごとを描く物語。

 

「穂志さんの役どころは、主人公の妹・向井麻美にちょっかいを出す “泥棒猫” 的な存在の福田芽衣でした。

 

 麻美の夫が営む飲食店の常連になったのをきっかけに、麻美の夫の仕事を無償で手伝い始めるのですが、夫の仕事をいっさい手伝わない麻美に嫌味を言うんです。

 

 穂志さん演じる役柄の行動は完全に “余計なお世話” なんですが、そのリアルさに視聴者もザワついていました」(前出・芸能記者)

 

 当時、X上でも《芽衣ちゃんは気に食わないけど演じてる穂志もえか さんはめっちゃ良いな》《芽依のヤバさをすごーく上手く表現できてるからこのドラマすごい》《芽衣ちゃんいい悪い女してるねー》と、穂志の演技を評価する声が聞かれていた。

 

 そのときには、すでに穂志は『SHOGUN』で “受賞レベル” の演技を見せていたわけだから、こうした評判は、いま思えば納得だろう。

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