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令和ロマン・くるま出演『ボクらの時代』差し替えでフジテレビに聞かれた “スポンサー不在” の皮肉
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「令和ロマン」の髙比良くるま(左)と松井ケムリ
フジテレビは、2月16日の『ボクらの時代』について、放送予定を変更し、2024年9月に放送済みの同局の三宅正治アナウンサー、軽部真一アナウンサー、伊藤利尋アナウンサーの登場回に差し替える対応を取った。
本来であれば、お笑いコンビ「令和ロマン」の髙比良くるま、「バッテリィズ」のエース、東大卒タレントの伊沢拓司と、1994年生まれの3人が登場する回の「後編」が放送されるはずだった。
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差し替えられた16日の同番組では、冒頭で《この回は2024年9月22日に放送されたものです》と字幕で説明したものの、変更した理由については説明がなかった。
芸能記者がこう話す。
「急遽、差し替えとなったのは、2月15日に髙比良さんがオンラインカジノでの違法賭博について、2019年~2020年ごろにおこなっていたこと、警視庁から事情聴取を受けていたことを認め、謝罪したためとみられます。
2月9日に放送済みの前編についても、各種配信サービスで観られなくなっています。そのまま放送継続した際の批判を考慮した判断でしょう」
1月23日に芸能界引退を表明した元「SMAP」中居正広の女性トラブルに端を発して、社員の関与が取り沙汰されているフジテレビは窮地を迎えている。
港浩一前社長らが出席した1月27日の記者会見を経ても、同社のスポンサー企業によるCM放送差し止め、出稿取りやめの流れは止まっていない。
そのため、今回の『ボクらの時代』の差し替え措置にはこんな “皮肉” も……。
Xでは《どうせCMはACで文句言うスポンサーもいないだろうし、差し替えじゃなく「●月●日に収録したものです」のテロップぐらいでいいのでは?》《CMのないテレビ局が一体誰にビビって差し替えているというのでしょうか》《そのまま放送して欲しい。スポンサーいないし!》といった声が続出したのだ。
ただ、今回のフジテレビの対応について「仕方がなかっただろう」とスポーツ紙の芸能担当記者が指摘する。
「そもそもフジテレビからスポンサーが離れたのは、中居さんとトラブルになったとされる被害女性への対応のマズさ、つまりコンプライアンス意識の低さがかなりの要因を占めていました。
いまでも、株主である米国投資ファンドや外部取締役から、経営陣の刷新を求められている立場です。スポンサーがいなくても、しっかりとした対応を取らないとますます “叱責” を受けてしまうと考えるのが当然です」
現在、活動休止中の髙比良は、3月末まで吉本興業の劇場なども休演することが発表された。
「令和ロマンは、2人の仕事については髙比良さんの活動休止で減っている状況ですが、コンビのポッドキャスト番組などは、相方の松井ケムリさん一人で続けていくことが発表されました。復帰の際に “戻る場所” を残したいのでしょう」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)
髙比良にとって “ボクらの時代” と言える日が来るのは、まだ先のようだ。