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「現代もの朝ドラ」おもしろかったランキング…3位『半分、青い』2位『ちゅらさん』、僅差の1位はクセキャラも好評【500人に聞いた】
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NHK連続テレビ小説『半分、青い』で主演をつとめていた永野芽郁
現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』。ヒロイン・結を演じる橋本環奈が、2月11日、クランクアップを報告した。
寄せられたコメントでは、クランクアップ用のダイジェスト映像を見て感涙したと明かしながら、《私は、米田家のたわいもない会話などのシーンがすごく好きでした。『おむすび』は見ている方にとって親近感の湧く作品なんだと思っています。》《これだけたくさんのスタッフの方と、ロケやこのスタジオでたくさん撮影ができて本当に楽しかったです。》と感謝をつづった。
朝ドラ『おむすび』の舞台は平成で、朝ドラで定期的に描かれる「現代もの」作品だったわけだが、視聴率は低迷気味だった。もともと、朝ドラでは時代設定を現代寄りにすると視聴率が伸びづらいという見方もある。
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実際、歴代朝ドラの平均視聴率ワーストは、倉科カナ主演の『ウェルかめ』(2009年)の世帯13.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、1990~2010年代を中心に描かれた作品だった。『おむすび』の週平均視聴率も12%台が続いており、ワースト記録を更新する可能性が濃厚になりつつある。
では「現代もの」の朝ドラ作品のなかで、どんな作品が受け入れられているのか。本誌は全国の男女500人にアンケート調査を実施。2000年以降、戦後から現代までを描いたおもな作品のなかで、「一番おもしろかった」朝ドラを1つ選んでもらったところ、以下のような結果となった。
【第3位】半分、青い(2018・永野芽郁)40票
高度経済成長期から現代までが舞台。子供の頃に病気で左耳を失聴しながら、どこまでも前向きなヒロイン・鈴芽を永野芽郁が好演。女優としての大ブレイクのきっかけとなる作品だった。
「ストーリーもひきこまれるし、永野芽郁さんの演技が素晴らしいので、毎日楽しみに見ていました」(20代男性・パート)
「長男の律が、亡くなったお母さんのために当時なかったモデルの扇風機を開発・完成させた一連のシーンが特に感動しました。この作品でバルミューダ製品を知りました」(40代女性・農林漁業)
「主人公のいつも前向きな姿に元気づけられていました」(50代女性・専業主婦)
【第2位】ちゅらさん(2001・国仲涼子)129票
同作は全話平均視聴率が22.2%と高く、2007年の『ちゅらさん4』まで続編が制作された異例の作品。沖縄県・小浜島で生まれ育ち、結婚後に故郷へ戻ってきたヒロイン・恵里と、家族や周りの人々との優しい人間模様が人気を集めた。
「沖縄ならではののんびりとした雰囲気が好きだった。国仲涼子さん、田中好子さん、堺正章さん、なんといっても平良とみさんの話し方や演技が好きだった」(60代女性・パート)
「沖縄らしいおもしろさと、沖縄ならではの切なさのどちらも楽しめるし、嫌な人物が基本おらず、登場人物全員好きになれた」(20代女性・パート)
「出演者がいいし、ちゅらさんを超える作品は21世紀に出てきていないと感じる」(20代男性・学生)
「一番最初に見た朝ドラ。主人公の国仲涼子がとてもかわいくて、話もおもしろくてハマった印象がいまでも残っている」(30代女性・派遣社員)
「おばあが大好きでした。沖縄の優しい話に心が救われました」(60代女性・パート)
【第1位】あまちゃん(2013・のん)140票
のん(当時は能年玲奈)が演じるアキが、海女やアイドルを目指して成長する姿、クセ強めの脇役陣、小ネタやギャグ多めのストーリーで人気を集めた。放送終了が近づくと「あまロス」を訴える人々が続出した。
「東北出身の女性が大成を目指しただけでなく、ダンスとリズミカルな歌とストーリーが融合していた」(70代男性・会社経営)
「あまちゃんが一生懸命毎日頑張っているのに励まされた」(70代女性・専業主婦)
「のんさんの天真爛漫な雰囲気が好きだった」(20代男性・会社勤務)
「リアルな設定観と、ストーリー自体がしっかりしてておもしろかった」(20代男性・派遣社員)
「能年玲奈さんがとにかくかわいい! その後の活躍の場が奪われて残念でしたが、いまはテレビ以外の場所で、のんさんらしく活躍されていて何よりです」(50代女性・専業主婦)
「朝ドラっぽくないほど、コメディー要素がたっぷりでおもしろかった。前髪クネ男など、個性的なキャラクターがいまだに忘れられない」(20代女性・専業主婦)