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令和ロマン・くるまの活動自粛めぐり田村淳が持論展開 「不倫発覚でも必要ない」芸能人の“自粛ライン”議論紛糾
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ロンドンブーツ1号2号の田村淳
吉本興業の所属芸人10人弱が任意で聴取を受けたとされる「オンラインカジノ賭博疑惑」。吉本に激震が走るなか、2月19日、過去のオンラインカジノ利用を認め、自ら「当面の間の芸能活動自粛」を発表したのは、お笑いコンビ「令和ロマン」の髙比良くるまだ。
2月23日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、「髙比良くるま活動自粛」として、この話題を取り上げたが、番組内でコメンテーターの田村淳が発した言葉が、誤解を招く形で一人歩きしていることに、田村がXで発言の意図を説明した。
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「番組内で田村さんは、くるまさんの活動自粛について問われると、『グラデーションの問題だと思うんですよ』と発言。自身も未成年だった過去に喫煙をして、学校から停学処分を受けたことがある話を持ち出し、『だからといって、今、活動自粛するつもりはない』などとコメント。さらに、『僕は不倫とかにしても、活動自粛する必要はないと思っている人間なんで』とも発言しました。
こうした発言の一部を切り取って、《田村淳、オンラインカジノと未成年の喫煙が同じと発言》などとXにアップしたユーザーのポストに対し、田村さん自身が言及したのです」(芸能記者)
田村はこの日、《ワイドナショーでの僕の発言に対して》との書き出しで、Xを更新。
《切り抜き情報を手にした人がたち怒っていますが…オンラインカジノと未成年のタバコの喫煙が同じ!だから自粛の必要はない!とは発言していません。過去に法律を犯したとしても、色々とグラデーションがあるよね?という話をしました》
と、ユーザーの間違いを指摘。高校時代に喫煙で停学処分を受けたことはあるが、そのことで、現在の自分は活動自粛はしないと改めて発言の真意を説明した。
「そのうえで田村さんは
《どのラインで活動自粛の線引きをするのかは難しいという趣旨の発言です。加えて、僕は不倫なども活動自粛をしなくても良いと考えている人間です》
と、改めて、不倫による活動自粛は必要ないという持論を明かしました。この自身の考えについても、反対意見は当然あって良いとしつつ、反対意見の人たちによる誹謗中傷、人格否定、デマの拡散、デマ情報による反対意見、悪意のある切り抜きに警鐘を鳴らした形です。田村さんは続くポストで、《とXでポストしても届いて欲しい人には届かないもどかしさ》ともつづりました」(同前)
この田村のポストに、コメント欄には、
《観てましたが淳さんの発言は何もおかしいことなんて感じませんでした何でもかんでも揚げ足取りするような世の中》
《今日のは同意見です。異議ありの時も多いですけど、まずは主旨をきちんと理解しないとですね。私たちは切り取りや憶測で判断しないように注意すべきですね》
など、田村の意見に共感する声が多くあがった一方で、
《基本賛成ですが「不倫」はほぼ「ご家族の誰かの人生をダメにしてしまう」事になります。時には「命を奪う事」もあります。のでその部分は賛成しかねます》
といったコメントには田村自ら
《それも含めてよその家庭のことには口出しできないと思っています》
と回答。また、
《宮迫さんの件は今回と比べてどう思いますか?》
というコメントにも、
《宮迫さんと亮さんは、公の場でギャラをもらってないと嘘をついた事が問題であって、直営業は自粛に当たらないと僕は考えてます》
と、答えた。芸能ジャーナリストが語る。
「私も番組を観ていましたが、ワイドナショーでの田村さんの発言をちゃんと聞いていれば、田村さんの発言が《オンラインカジノと未成年のタバコの喫煙が同じ》という論調でないことは普通に理解できたはずです。それだけに、田村さんは、誤解を招く切り取られ方をしたのが許せなかったのでしょう。
ただ一方で、そもそも自粛するかどうかは、まずテレビ局やテレビ局の番組を支えているスポンサーの判断が大きいでしょう。結果的にくるまさんは出演する番組から次々降板しています。もちろん活動自粛をする必要はないかもしれないですが、出演できる場が限られてしまうのであれば、いったん活動自粛を発表して禊を済ませてから復帰したほうが、“お得”だという判断はあるはずです。
田村さんの意見はひとつの理想論としてありうるでしょうが、くるまさんほどの売れっコになると、多くの人が業界に関係しているので、勝手な判断はできないでしょうね」
SNSを中心に芸能人の数多くの“炎上事件”が起きる昨今。活動自粛の線引きは、今後も議論のテーマになるのは間違いない。