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【中居問題】フジ・メディアHD日枝久氏、諮問委員を辞任も骨折で再燃「高齢による限界」の声
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日枝久氏(写真・共同通信)
元SMAPの中居正広の女性トラブル問題で揺れるフジテレビの親会社、フジ・メディアHDは、2月27日、日枝久取締役相談役が経営諮問委員会の委員を辞任したと発表。同時に日枝氏が先週末に自宅で転倒し、入院中だと明かした。
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「腰椎の圧迫骨折と発表されています。一般に、高齢者によくある症状だと言われています。そのような高齢者が、取締役を続けるのは無理があるような気もするのですが……」(スポーツ紙経済担当記者)
だが、フジ・メディアHD取締役相談役に関しては、変わらずに留任することが発表されている。出席していた金光修社長と、フジテレビの清水賢治社長は、取締役会で日枝氏の進退に関する議論はなかった、と明確に否定している。
「経営諮問委員会の社内委員辞任は、金光社長が日枝氏に“辞任を促して”了解を得たとのことです。『一つ返事で了承したか』の質問に、金光社長は『二つ返事くらいですかね』と語っています。
中居さんの一連の問題では、同社は2度の会見を開きましたが、どちらも日枝氏の出席はありませんでした。しかし、長らく“フジテレビのドン”として約40年もの間にわたって同社の経営陣にとどまっている日枝氏。現在はフジサンケイグループの代表でもあります。社としての責任を問われた2度の会見に彼が欠席したことに、疑問が相次いで飛び交っていました。
2月には、フジ・メディアHDの大株主である『ダルトン・インベストメンツ』から辞任を要求する書簡が送られたことが明らかになっていました。こうした“引退勧告”の声は社内外から寄せられていましたが、それでも今に至るまで、その座が動くことはありませんでした。
そこで今回、経営諮問委員の辞任が発表されました。ネット上で叫ばれていた退陣要求の根拠には“長期政権”の他に、現在87歳と高齢であることもたびたび言及されており、骨折の件で奇しくも『年齢による限界』が明確になってしまったといえるでしょう」(同前)
フジテレビのやり直し会見後、一時は下火となりつつあった「日枝退陣論」。だが、この怪我によって、Xでも再び再燃してしまったようだ。
《既に高齢での骨折だけにこれを契機に経営から引退された方が身の為ではないかと思います》
《こんなどーでもいいことでお茶濁ししやがって。辞任するのは取締役だろ!》
《高齢で骨折は大変だよ。フジメディアの取締役やフジサンケイグループの代表など全部辞めて、次の世代に全部任せて残り人生をゆっくり過ごしてくだされ》
フジテレビの問題はいまだにくすぶり続けている。改革のためには、日枝氏が経営から完全に身を引くことが先決かもしれない。