エンタメ・アイドル
『ドラゴンボールDAIMA』鳥山明さん命日に最終話放送でファン歓喜…本誌が見ていた “神対応” ぶり

鳥山明さん(写真・ともゆき)
2月28日、アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の最終話が、午後11時40分から深夜0時10分にかけて放送された。この日は、原作者・鳥山明さんの命日であり、ファンからは感動の声が相次いでいる。
2024年3月1日、急性硬膜下血腫で急逝した鳥山さん。『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』(ともに集英社)など大ヒット作を連発し、世界的な人気を誇っていた。突然の訃報には、国内外から悲しみが寄せられた。
今回放送された『ドラゴンボールDAIMA』は、鳥山さん自らエピソードやキャラデザインなどの設定を描き下ろした完全新作アニメシリーズとなっている。亡くなる直前まで心血を注いでいたアニメが、鳥山さんの一周忌に終わるという運命的な展開に、Xでは感慨深さを覚える声が寄せられた。
【関連記事:鳥山明さん死去 展覧会を企画したジャンプ担当が語る「芸術家」の側面「鳥山さんの絵はモナリザと同じ」】
《鳥山先生の命日にドラゴンボールDAIMA最終回なのは本当に鳥山先生が最後に残して行ってくれた作品って感じする》
《今日DAIMA最終回かぁ、、、鳥山先生の命日やし、寂しいなぁ》
《明日は漫画家・鳥山明さんの命日…。あれからもう1年…時の流れは恐ろしく早い…。そしてその日にドラゴンボールDAIMAが最終回を迎える。日本が世界に誇る神様が生み出し創り上げた世界の最後を見届けたいと思います。》
本誌は7年前、ある事件をきっかけに、鳥山さんを直撃している。 2017年11月、世界の富裕層が「タックスヘイブン(租税回避地)」を使い、税金逃れをはじめとする特権的な利益を享受しているという実態を明らかにした「パラダイス文書」が流出。その結果、鳥山さんが「税金逃れをしているのでは?」との疑惑が浮上したのだ。
本誌は真相をただすべく、3階建てでアトリエを兼ねた敷地面積866平米を誇る “ドラゴンボール豪邸” に住む鳥山さんのもとを訪れた。
「鳥山さんは、『その件についてはまったくタッチしていなくって、全部、税理士にまかせているんです。ああ、聞かれても言っちゃダメって(税理士から)言われていたんだった! すいません』と丁寧に応対してくれました。かなり大きな自宅なのに、自らゴミ出しをされていることも意外でした」(取材した記者)
突然の訪問にも、嫌な顔ひとつしない、まさに “神龍(シェンロン)対応” だった。そんな鳥山さんだが、生前健康には気を遣っていたという。
「先生は『死にたくない』と口ぐせのように言っており、死に対する恐怖心の強い人でした。毎年、人間ドックも行っていたと思います。ゆえに家族にとっても、先生本人にとっても予期しない、突然の死だったに違いありません」(コミック誌関係者)
早すぎる訃報から、あっという間の1年だった。鳥山さんの最後の置き土産を、多くのファンが楽しんだことだろう。