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小倉優子、デビュー当時の「こりん星」キャラへの後悔を吐露…“ぶっちゃけキャラ”で見せる新境地に好感

3月2日、トーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)にゲスト出演した小倉優子が、かつての自身のキャラについて、当時のこんな思いを打ち明けた。
「私はこりん星という嘘をついてテレビに出てていいのだろうか……」
2000年代前半、数多くのバラエティ番組ではフリフリの衣装を着た小倉優子、通称“ゆうこりん”が「私はこりん星のりんごももか姫」と言い張る不思議キャラで人気を博した。
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「2001年にグラビアでデビューした小倉さんですが、その前は渋谷の街をウロウロしている素人も同然だったモデルでした。当時はギャル全盛期ですから、ヒョウ柄の服を着て日焼けし、明るい髪色でストリートスナップによく写っていましたね。
それがいきなり黒髪ストレートに白い肌、フリル付きの服を着て『りんごももか姫』になっていたので(笑)。設定は“ガバガバ”でしたが、当時のバラエティを盛り上げた功労者なのは間違いないですね」(番組制作会社ディレクター)
しかし2009年末、突如「こりん星は爆発した」と言い放ち、キャラを封印。このきっかけを、本人は2013年に行われた自著の発売イベントで「有吉(弘行)さんに“ウソの限界”ってあだ名を付けられた」ことで、もう無理だと思ったと発言している。
「2日の番組では20代になって心境の変化があり“こりん星という嘘”はやめたと話していました。それでも『こりん星の時代があったから今がある』とも語っており、もはや懐かしむ境地に……。こうした迷走を経て、芸能生活は25年、キャラクターを変えながらもしっかり生き残っているから大したものです」(前出ディレクター)
Xでは、冒頭の爆弾発言に《知ってた》とツッコまれつつも、好感の声も高い。
《笑ってしまうけど。ニュースキャスターやコメンテーター芸人は、小倉優子さんの良心を100分の1でも見習って欲しい》
《誰も傷つけないキャラを演じながらそのかげで本当の自分は疲弊していく。売れるって辛い》
《ご自身も世間から異端児扱いされるのを覚悟で悪評にも負けず常に演じ切って凄い方だと思います》
こりん星“爆発”後は二度の離婚を経験するなど波乱万丈な人生を送る中、3人の子供を育てながら大学受験に合格。現在は現役大学生という異色の経歴だ。最近は、情報番組などで切れ味鋭いコメントをすることでも、たびたび注目されている。
「2日の番組では、24歳から始めた株投資について語り、息子の誕生日プレゼントに銘柄を選ばせて株を送ったと明かして爆笑を取っていました。トークもうまいし、独特な世界観を持つ空気感は昔から変わらないかもしれません」(前出・ディレクター)
今や、「りんごももか姫」としてではなく、小倉優子自体が面白キャラを確立したようだ。