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松坂桃李、大河初主演で言及した“妻以外の女性”の存在…10年来のつき合いで『日曜劇場』主演俳優にも“愛あるダメ出し”

2027年放送予定の大河ドラマ『逆賊の幕臣』で主演を務める松坂桃李
3月3日、俳優の松坂桃李が、2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』で主演を務めることが、同作の制作・主演発表記者会見で発表された。放送中の日曜劇場『御上先生』(TBS系)でも主演を務め、俳優としての勢いがとまらない松坂だが、長年、彼を支える人物がいるという。
同作は、勝海舟のライバルといわれながら、明治政府に「逆賊」とされて歴史の闇に葬られた幕臣・小栗上野介忠順(おぐり・こうずけのすけ・ただまさ)の生涯を描いた幕末の物語。松坂は主人公の小栗を演じ、初の大河主演となる。
冒頭の会見で松坂は、大役への抜擢を事務所のマネージャーから聞いたことを明かした。続けて、「チーフマネージャーさんの思いも同時に聞くことができ、『自分が担当している人が大河ドラマの主演をやる。それがかなったら引退してもいいと思っている』という強い思いを押しつけられて(笑)」と、“大河主演”はマネージャーの悲願だったと説明。今後に関して、「マネージャーさんの思いも抱えながら、向き合っていきたいなと思っております」と、意気込みを見せた。
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松坂は、菅田将暉や中村倫也、趣里、佐々木希らと同じ芸能事務所「トップコート」に所属している。発言のなかで何度も登場した「チーフマネージャー」は、古くから彼の面倒を見ているのだという。
「過去に、成宮寛貴さんや菅田さんを手がけた女性マネージャーです。松坂さんのことは10年以上、担当しています。彼女は、ほかの事務所でブレイクしたタレントがいると、売れた要因や背景を徹底的にリサーチするなど研究熱心で、自分の担当するタレントに合ったヘアメイクやスタイリストを見つけ出すのがうまく、業界内でも“敏腕マネージャー”として知られています」(芸能プロ関係者)
2009年のスーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)で俳優デビューした松坂。2012年、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、2014年に大河ドラマ『軍師官兵衛』と、早くから俳優として頭角を現していた。その活躍を支えていたのが、この女性マネージャーだったようだ。
「長いつき合いということもあり、彼女は、松坂さんの演技や仕事に対する姿勢などで気になった点には、容赦ないダメ出しをしていたそうです。はたから見れば、松坂さんは俳優として順調に実績を重ねてきたように見えますが、マネージャーとして、タレントにより高みを目指してほしいと考えていたのかもしれません。まさに、“愛あるダメ出し”といえます。
松坂さんも、過去に出演したイベントで、デビュー間もないころ、マネージャーから『今年、結果を出さなければ終わりだから』と言われたことを明かしていました。ただ、そうした指導のおかげで現在があるので、松坂さんは彼女に感謝していますよ」(同前)
まさに、マネージャーと二人三脚で勝ち取った大河主演といえる。2025年で37歳になる松坂だが、今回の役を機にさらなる飛躍が期待できそうだ。
「松坂さんは2020年、女優の戸田恵梨香さんと結婚し、2023年に第1子が誕生しました。結婚して落ち着く俳優もいるなか、松坂さんはいい意味で、家庭的イメージや特定の役柄の印象がついていません。
さわやかな好青年から冷酷な殺人鬼まで、演じる役柄も幅広いです。朝ドラ、日曜劇場、そして大河と、テレビドラマ界を“全制覇”しつつありますが、年齢を重ねたことでより演技に深みが増し、さらにオファーが増えるかもしれません」(芸能記者)
10年来の“盟友”の期待を胸に、松坂は大河ドラマでどんな演技を見せるのか──。