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シンママグラドルがエレベーターで「ベビーカー30分待ち」に「譲って」切実告発…それでも一部に集まる反発、やまぬ“子持ち様”論争

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記事投稿日:2025.03.05 19:50 最終更新日:2025.03.05 19:50
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
シンママグラドルがエレベーターで「ベビーカー30分待ち」に「譲って」切実告発…それでも一部に集まる反発、やまぬ“子持ち様”論争

エレベーターの優先案内(写真・時事通信)

 

《親になってからは毎日が発見の連続で、基本的には楽しい。しかし、いくつか不便なことがある。その中でもTOP3に入る勢いで困るのがベビーカーの「エレベーターに乗れない問題」だ》

 

 3月4日、こうつづったのは、現役グラドルでライターの吉沢さりぃ氏だ。1歳半の息子を育てるシングルマザーでもある彼女は、子育て上での苦悩を『日刊SPA!』で告発した。

 

「吉沢さんが明かしたのは、子どもをベビーカーに乗せて移動する際に“エレベーターが空いていない”というものでした。ある日、親戚と大型ショッピングセンターに出かけたという彼女は、エレベーター前で待つも、ベビーカーが乗れるスペースはなく、しかもそこには10組ほどのベビーカーが並んでしまったようです。ほかにも、車椅子の方もいたとのこと。

 

 

 優先エレベーターでも状況は変わらず、30分が経過したところでやっと乗れたようですが、帰りも20分は待ったとのことです。そんな苦い経験を明かした上で、

 

《「子持ち様がまた自己中発言をして!」と思われてしまうかもしれない。でも、できるだけでいいので……せめて優先エレベーターだけでいいので……車椅子の人や、体の弱い人、ベビーカーの人に譲ってほしい。本当にお願いします》

 

 と切実な思いをつづっています。彼女の叫びは、子育て世帯に多くの共感を呼んでいるようです。人の往来が激しい都内の駅では、ベビーカーをたたみ、子どもを抱っこして階段をのぼる女性や、子どもを乗せたままベビーカーを持ち上げてのぼる夫婦を目にすることがありますが、このような“エレベーター問題”が背景にあるのでしょう」(芸能記者)

 

 X上では、

 

《めちゃくちゃ共感。ベビーカーなら最悪畳んで抱っこして階段もありだけど、車椅子の人はエレベーター死活問題だよなぁと再認識》

 

《分かるわー!って思って読んでたら、コメ欄が「ベビーカー畳んでエスカレーター使えばいいじゃん」が多くて泣いてる》

 

 といった声があがった一方で、

 

《30分待つなら、子供抱いて親戚にベビーカーを持って貰いエスカレーターという選択肢は無かったのかな?1人なら厳しいけど》

 

《手をこまねいて30分待つという考え方もおかしいだろ》

 

 など、吉沢氏を批判する声も出ている。このような事例は“子持ち様”論争に発展しやすいと、社会部記者は語る。

 

「吉沢さんの意見は、子育て世代に共感を呼ぶ一方で、『ベビーカーをたたんでエスカレーターを使えばいい』といった心ない声も出やすいのが現状です。子育て経験がないことで理解が乏しくなるのは残念なことですが、1歳半のお子さんと出かけるには、おむつをはじめ、最低限の荷物でも手いっぱいになります。親戚の方が一緒でも、たとえば高齢であれば、たたんだベビーカーを持つなど手伝うのは難しいでしょう。

 

 一方、ネット上では日夜『ベビーカーにぶつけられた』『ベビーカーが邪魔だ』といった体験を投稿するユーザーも一定数、見られます。こうした人たちは、子どもを持つ人に特権が許されていると考え、皮肉を込めて“子持ち様”という言葉を使います。

 

 厚生労働省によると、2023年の出生数は約72万人と、前年度よりも約4万人、減少しており、合計特殊出生率は1.20と過去最低数を記録しています。“子どもを持つ”選択をする人が減少していることが、子育て世帯への理解不足の原因でしょうね。

 

 同じく少子化が進む韓国では、小さな子どもを連れた母親のことを“ママ虫”と呼び、入店を拒否する飲食店もあるほどです。まさに日本の“子持ち様”と似たような状況です。しかし、こうして子育てしづらい環境を作れば作るほど、少子高齢化が進むということを理解する必要があります」

 

 国の将来を担う存在として、温かい目で見守ってほしいところだ。

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