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TOKIO『ミタゾノ』主題歌を “音楽活動” 再開とファンが歓喜するワケ…往年のバンド活動を彷彿とさせるロックテイスト

『家政夫のミタゾノ』で主演を務める「TOKIO」の松岡昌宏
3月4日、ユニット「島 茂子 & 光」がデジタルシングル『clock』を配信リリースした。同曲は「TOKIO」の松岡昌宏が主演を務め、現在放送中のドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)の主題歌というだけでなく、TOKIOファンにとって、意味のあるものだったようだ。
2016年から放送される『家政夫のミタゾノ』は、松岡演じる女装した “家政夫” の三田園薫(みたぞの・かおる)が、派遣された家族の問題に踏み込み、荒療治で解決する様子をコミカルに描いた人気シリーズ。
「島 茂子 & 光」はドラマにかかわるユニットだ。
「TOKIO・城島茂さん扮する島茂子は三田園の知り合いの遅咲きの新人歌手、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さん演じる村田光は見習い家政夫という、ドラマ内の設定です。城島さんは、“謎の歌い手” として、島茂子名義で2018年にDVDシングル『戯言』をリリースしていますが、今回、伊野尾さんと初めてユニットを組んだ形になります」(芸能記者)
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人気ドラマから派生したユニットの楽曲は注目を集めているが、Xでは、この曲に歓喜するTOKIOファンの声が続出。
《7年越しの推しの音楽に触れられて、天にも登るほどに浮かれてしまっている》
《またこの曲調にこの歌詞に出会えると思ってなかった》
《TOKIO7年ぶりの音楽活動嬉しすぎて泣く》
《TOKIO名義では無いけど、やっと音楽活動開始。きっかけになれば良いけど…》
城島と伊野尾によるユニットだが、ファンが「TOKIO」を意識するのはこんな理由がある。
「TOKIOは、2017年8月にリリースしたシングル『クモ』以降、新曲をリリースしておらず、ライブも2014年のCDデビュー20周年ツアー以降、開催していません。
『clock』は作詞が島茂子、作曲は国太子、そして、プロデューサーは三田園薫という名義ですが、それぞれ城島さん、国分太一さん、松岡さんのTOKIOメンバーなのは明らかです。ドラマのプロモーションの一環とはいえ、久しぶりにTOKIOによる曲が聴けたことを喜ぶ人も多いのでしょう」(前出・芸能記者)
TOKIOは、1994年に現在の3人と山口達也、長瀬智也をあわせた5人組ロックバンドとしてデビュー。2003年の『AMBITIOUS JAPAN!』や2006年の『宙船』などのヒット曲を出し、1994年から2017年まで『NHK紅白歌合戦』に24回連続出場する快挙を成しとげた。
だが、グループの運命を大きく変える出来事があった。
「2018年に山口さんが強制わいせつ容疑で書類送検され(のちに起訴猶予処分)、旧ジャニーズ事務所との契約が解除されました。バンドの要となるベースを担当していた山口さんが抜けた穴は大きく、音楽活動は休止状態になったのです。
さらに、2021年には、ボーカルを務めていた長瀬さんも事務所をやめ、ますます音楽から遠ざかることになりました」(前出・芸能記者)
今回の「島 茂子 & 光」としての動きをグループ内の変化と見る向きもあるようだ。
「TOKIO名義でないことから、まだグループの活動再開とは言いがたいです。ただ、今回配信された『clock』はロックテイストで、爽やかな疾走感のあるメロディーで、『TOKIOを彷彿とさせる』という声もあがっています。
山口さんの不祥事によって、一度は崩れかけたグループが、一つの曲を作り上げたので、グループ内の “再構築” と見る人もいたのだと思われます」(前出・芸能記者)
もう一度、TOKIOとして “船” を漕ぐ日は来るか──。