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こっちのけんと「やっつけました」約2カ月のセーブ期間を経て復帰宣言“令和の働き方”を象徴する活動ペースに賞賛の声

NHKでの『紅白』の会見を終えた2024年のこっちのけんと
3月9日、こっちのけんとが自身のSNSを更新。活動再開を報告し、話題となっている。
この日は「【セーブ期間終了のお知らせ】」と題し、こぶしを突き上げた写真とともに「やっつけました。ありがとうございました」と投稿。「今後もお楽しみに」と呼びかけ、今後のさらなる活躍を期待させた。
2024年にリリースした楽曲『はいよろこんで』がSNSの総再生回数150億回を突破し、音楽シーンを席巻したこっちのけんと。その勢いのまま年末の『第75回NHK紅白歌合戦』に初出場し、白組のトップバッターとして会場を大いに沸かせた。
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「まさに全国的な注目が集まったタイミングでしたが、年明け早々、自身のSNSで『活動休止と言いますか、活動セーブの気持ちです。音楽はしてないと壊れちゃうので引き続き作り続けます。それはそれは楽しみにしていてください』とコメントし、一時的に表舞台での活動を中止すると発表しました。
この決断の背景には、彼が2023年9月に公表した双極性障害の存在があります。 気分が高揚する状態と、深く落ちこむ状態が交互に訪れることがあり、彼はそうした波に対応するため、休止をしたということでしょうね」(芸能記者)
ただセーブ期間とはいえ『しゃべくり007』(日本テレビ系)など、メディア出演も少なくなかった。そこは心身のバランスをとりながら仕事を選んでいたのだろうが、やはり昨年の大活躍の裏で心身の負担を感じていたようだ。
「2月に出演したTBS系『日曜日の初耳学』では『2024年は2000%くらいの力が出せちゃった年というのがあって。25年からは100%の自分に戻して頑張らないと、どこかでガタが来ちゃうと思ったので』と説明。復帰のタイミングを慎重に見極めていたようです」(芸能プロダクション幹部)
彼の慎重な判断に、SNSでも称賛の声が集まっている。
《体調を上手くコントロールしている事に、リスペクト》
《自分のペースで頑張ったら良い》
《「セーブ期間」っていい表現だな。 自己管理の一環ってかんじで》
と好意をもって受け止められている。
「かつて芸能界には、体調を崩しても無理をし続けるのが美徳とされていた時代もありました。実際、若手のアーティストが紅白に出場した場合、その後も寝る暇がないぐらい仕事を詰め込まれるのが定番でした。全国的に顔が知られたタイミングで、仕事を取れるだけ取る、ということです。ところが、けんとさんは、そんな短期的な利益よりも、今後も末永く音楽活動に取り組むための選択を選んだわけです。
実際、多くのファンも“短期的な爆発”ではなく、長期的な活躍をしてほしいでしょう。けんとさんと決断は、長いこれからの芸能人のスタンダードとしてもっと広まるべきでしょうね。まさに“令和の働き方”といえるのではないでしょうか」(前出・芸能プロダクション幹部)
3月10日には、ダウンタウン・浜田雅功も体調不良により一時休養を発表した。かつては「休むこと=弱さ」ととらえられがちだった芸能界だが、これからは「無理をせず休むこと」がスタンダードになってほしいものだ。