エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

ライブの「名古屋飛ばし」ニュースに集まる“自意識過剰”のツッコミ…木村拓哉でも「横浜以外はチケット苦戦」という“現実”

エンタメ・アイドル
記事投稿日:2025.03.14 16:50 最終更新日:2025.03.14 16:52
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
ライブの「名古屋飛ばし」ニュースに集まる“自意識過剰”のツッコミ…木村拓哉でも「横浜以外はチケット苦戦」という“現実”

木村拓哉であっても、愛知県でのライブチケット販売に苦戦したという

 

 3月13日、テレビ愛知が報じた「名古屋飛ばし」というキーワードが話題になっている。

 

 同局の報道によると、「名古屋飛ばし」と呼ばれる、人気アーティストのライブ公演日程から名古屋が外される現象が増えているという。一般社団法人「コンサートプロモーターズ協会」の調査によると、2023年のライブ公演数は、東京都が約1万1000本、大阪府が6002本と、東京と大阪で全ライブの過半数を占めるのに対し、愛知県では全体のわずか7%の2401本に留まっているという。

 

 

 社会部記者がこう言う。

 

「中部経済連合会の報告書では、名古屋を初めとした中部エリアでライブ公演が少ない要因として『東京と大阪が近いことや、会場が少ないこと』があげられていました。テレビ愛知の報道にもありましたが、いま『名古屋飛ばし』がニュースとなったのは、愛知県が実施した調査がきっかけでした。

 

 東京都に転出した18歳から39歳の女性の約9割が、希望する暮らし方として『最先端の文化や芸術などに触れられること』をあげており、『名古屋飛ばし』の現実が、若年層の人口流出の一因になっている可能性が指摘されている、とのことだったんです」

 

 この報道をきっかけに、インターネット上でも「名古屋飛ばし」の議論が広がったが、Xでは《「名古屋飛ばし」ってのもある意味自意識過剰というか、傲慢というか》《大阪でも東京の半分しかないし、愛知県は全国で3位。人口規模考えれば、普通じゃない?》《大阪の4割なら妥当》と、「気にしすぎ」をツッコむ声が多く聞かれていた。

 

 実際、名古屋をはじめとした、ライブの地方公演には厳しい現実があるようだ。芸能記者がこう言う。

 

「会場が少ないことも、たしかに要因のひとつかもしれませんが、ライブ公演などの興行は、チケットが売れてナンボの世界です。名古屋公演で確実にチケットが売れると判断すれば、公演数も増えると思いますが、そういうわけではないのが現状です。あの木村拓哉さんですら、首都圏である横浜での公演以外は、チケット販売で苦戦していますからね」

 

 2024年9月から、木村はライブツアー「TAKUYA KIMURA Live Tour 2024 SEE YOU THERE」を開催していたが、そのチケット販売は順調とは言えないものだったという。

 

「ライブツアーは9月29日の大阪・Asueアリーナ大阪を皮切りに、神奈川・横浜アリーナ、愛知・ポートメッセなごや第1展示館、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ、福岡・マリンメッセ福岡A館と、全国5カ所8公演でおこなわれました。

 

 じつは、一般販売は9月15日から開始されたのですが、9月17日の夕方になっても、チケット販売サイトでは、10月13日・14日の横浜アリーナ以外の4都市の公演すべてで、チケットが売れ残っている状態が確認できていたのです。

 

 SMAP時代は、反対にチケットが取れないのが当たり前といわれたほどの人気だっただけに、この状況には驚かされました」(同前)

 

 名古屋市では、3月20日に地域最大級のライブハウス型ホール「COMTEC PORTBASE」が開業し、7月には名城公園内に最大収容1万7000人の「IGアリーナ」も誕生するなど、大型のライブ会場が次々とオープンする。

 

 名古屋市民、愛知県民が寄せる期待は大きいとは思うが……。

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る