
漫画家の楠桂氏(写真・本人のXより)
《わたしの夫が、浮気して他の男とデキ婚した中学の同級生の元カノと、10年以上の繰り返しゲス不倫してた!》
《わたしは現役プロの漫画家なんだけど詳しくは漫画に描いてもよいか??》
3月11日、自身のXで、夫に不倫されていたことを公表したのは漫画家の楠桂氏だ。
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「楠さんは代表作として『八神くんの家庭の事情』や『鬼切丸』などがある大御所作家。双子の姉・大橋薫さんも同業の漫画家姉妹です。
ふたりの子を持つ母として、夫と幸せな家庭を築いていたはずですが、なんとその夫が不倫をしていたそうです。楠さんの発信によると、発覚したのは3年前。それまで気が付かなかった理由として、夫の地元の同級生たち複数人がアリバイ工作をしていたためだそうで、“団体戦の不倫”だったと明かしました」(芸能記者)
楠氏は告発した翌日、夫への気持ちについて
《夫のことが大好きだった。支えて一生添い遂げるつもりだった。うちの親と同居してくれたのだから義父母の介護も当然と心に決めてた。許したかった。許せなかった。殺したいとも思った。死にたいとも思った》
と赤裸々につづった。1カ月前の2月7日には結婚27周年を祝って、二人でメッセージプレートの前で微笑む仲睦まじい写真を掲載している……。そんな楠氏に対して、X上では同情の声が相次いでいた。
《楠先生じゃないですか!!! まさか先生の旦那さんがゲス不倫していたとは… 漫画にすることで少しでも消化できるのであればぜひともです、お待ちしてます》
《その夫の同級生たちも訴えて血祭り(その人達も離婚騒ぎ勃発するかな?)にあげて、慰謝料で心の平穏を得られる物や経験をお買い求めください》
《楠桂さんやないですか… わあああああ私の幼少期の漫画の神様になんて罰当たりな事を… 天罰が下りますように》
楠氏は不倫告発をした翌日、離婚を発表した。とはいえ、プロの漫画家として“転んでもただでは起きない”ということだろう。たくましい発表もあった。
「告発から3日後、新作漫画『聞き耳怪奇譚 不倫地獄変』を出版したのです。死者の声が聞こえるフリーター女子が、『不倫地獄に落ちた死者たちの声』を聞くという内容です。まさに、今回の経験を踏まえた内容ですよね。
3年前から漫画化に向けて準備を進めていたのでしょう。楠さん自身も、
《とっくにサレ妻漫画家爆誕してました。こちらの漫画は描き下ろし短編以外すべて実在のモデルがいます。誰にも言えなかった楠桂の悲鳴を漫画にしております。ぜひ!》
と自信をのぞかせています。厚生労働省によると2022年の熟年離婚は全体の23.5%を占め、統計を取り始めて最多件数となりました。コロナ禍で共に過ごす時間が増えたことをきっかけに、余生のあり方を考え始めた人も多いようです。楠さんの判断は、同様の悩みを持つ女性たちに勇気を与えたのではないでしょうか」
次回作は幸せをぜひ描いてほしい……。