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『Nスぺ』ボカロ特集に大反響も18年前の“初音ミク”事件掘り起こされ『アッコにおまかせ!』に再批判

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記事投稿日:2025.03.17 17:51 最終更新日:2025.03.17 18:42
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『Nスぺ』ボカロ特集に大反響も18年前の“初音ミク”事件掘り起こされ『アッコにおまかせ!』に再批判

和田アキ子がMCを務める『アッコにおまかせ』の18年前の“事件”が掘り起こされた

 

 3月16日放送の『NHKスペシャル』は“ボーカロイド”を取り上げた。特集はNHKの放送100周年のプロジェクト「新ジャポニズム」の第二弾として「第2集 J-POP “ボカロ”が世界を満たす」と題され、Ado、YOASOBIのライブなどが取り上げられた。日本のポップカルチャーの礎を築いたともされる、蔦屋重三郎を取り上げた大河ドラマ『べらぼう』とも連動した豪華なものだった。

 

「VOCALOID(ボーカロイド)はボカロの通称で知られる音声合成技術です。メロディとともに歌詞を入力すれば、人工音声により歌声が作り出されます。ボーカロイドの女性キャラクターとして、初音ミクなどが代表的なものとして知られますね」(音楽ライター)

 

 

 放送後、ボカロがNHKスペシャルで扱われたことに興奮する視聴者の声がネット上であふれた。しかし、この件であらぬとばっちりを受けたのは、長年活動してきたあの大物歌手だ。Xでは、こんな投稿が……。

 

TBSの「アッコにおまかせ」でボーカロイドをオタクのオモチャとしてバカにしたことは絶対に忘れない絶対にだ!!》

 

《NHKのボカロ特集めちゃちゃんとしてる 見てるか愚かなるアッコにおまかせ》

 

《NHKでボカロやってる。初音ミクといえば、初音ミクを特集したくせに、初音ミクとボカロPを馬鹿にしたアッコにおまかせを未だに許さない。いつまでやってんのかねアレ》

 

 なぜここまでボカロファンの怒りを買ってしまったのか――。スポーツ紙記者が語る。

 

「初音ミクが発売されたのは2007年8月ですが、同年10月14日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で取り上げられています。秋葉原の街頭インタビューや、初音ミクの楽曲を作るユーザーの自宅訪問の様子が放送されました。

 

 その際、ユーザーが初音ミクを『俺の嫁』と話す発言などが紹介され、ソフトの性能や新しさよりも『オタクがソフトで遊んでいるイメージ』を強調するような演出がなされていました。

 

 これが“オタク叩き”ではないかと批判を集め、初音ミクの開発メーカーのクリプトンも自社のウェブで『こちら側で伝えたかったコメントの代わりに、取材時に制作サイドに誘導されて発したコメントが使われる始末』と経緯を説明しています。番組の意図的な演出が浮き彫りになりました。

 

 このトラブルはボーカロイドファンの間では“初音ミク事件”とも呼ばれています」

 

『アッコにおまかせ』といえば、和田アキ子による北口榛花選手についての「トド発言」や東京都知事選の投票時の記名方法をめぐる誤報でも記憶に新しい。今や、悪い意味での“おさわがせ番組”とみる向きもある。“初音ミク事件”もその一つだろう。

 

 事件から18年が経ち、日本を代表するポップカルチャーとして初音ミクが『NHKスペシャル』で取り上げられても、当時のオタクたちの怒りは収まらないようだ。

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