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高橋みなみがSTU48にアドバイス「キャラを作ってもバレる」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.05 16:00 最終更新日:2018.02.05 16:00
1月26日放送の『Mujack』(関西テレビ)で、元AKB48初代総監督で歌手の高橋みなみが、シングル『暗闇』でデビューしたSTU48の悩み相談に乗った。
STU48からの「人気メンバーになるためには?」という質問に、高橋はSTU48の船上劇場が未完成なことに触れつつ、「劇場公演はまだこれからだけど、ファンの方に距離が近いから、『かわいい自分でいこう』ってキャラを作っても、あまりに近すぎてバレる。だからこそ人と人との関係性が大事。そこが48グループのいいところ」とエールを送った。
結成時からSTU48のセンターである瀧野由美子は「センターとしてどうすればいいですか?」と相談。高橋はこのように激励した。
「一番最初のセンターはしんどい。公演が始まって誰よりも声援が飛ばされている子なら誰もが納得するけど、なんで選ばれたかわからないから。だから、一生懸命やるしかない。ほかのみんなもその場所に立ちたいという気持ちを背負って、『センターやらなきゃいけない』という気持ちをそのまま出すしかない。誰もが急に『センターだ』って言われたら焦るはず。みんなで一緒に船出を切って、切磋琢磨して、『私がセンターだ』ってなればいい。でも、楽しんで! それが一番」
実はAKB48のインディーズ時代の1stシングル『桜の花びらたち』のセンターは高橋だったという経緯がある。その実体験を踏まえて、的確なアドバイスを送った。
AKB48時代、高橋は「メンバーをどれだけ癒せるかをいつも考えている」と楽屋を歩いてまわり、悩みを抱えている仲間の相談に乗ってきた。時にはメンバーを叱咤激励することもあったが、それも愛ゆえのことだった。
AKB48兼任でSTU48のキャプテンを務めている岡田奈々は昨年の選抜総選挙で9位にランクインし、「真面目にやっていてもいつか必ずAKB48のてっぺんをとれると思っています。真っ直ぐに頑張っている人が報われるように、グループを変えていきたいです」と力強くスピーチ。
その言葉は、高橋が2015年の自身最後の選抜総選挙で「人生というのは、きっと『矛盾と闘うもの』なんだと思います。今を頑張らないと、未来はない。頑張っている人が報われて欲しい」との言葉を受け継いでいるかのようだった。
高橋は2014年に放送されたNHKスペシャル『シリーズ日本新生 ニッポンの若者はどこへ?』で、年下との付き合い方について、こう語っている。
「14歳くらいの子が入ってきたときに、いろんなことを教えなきゃと思って、『(AKB48には)こんな歴史があって、こういう軍団で、こういうことをやっていかなきゃ』って言っても、若い子たちは『えっ?』っていう感じなんですよ。なぜなら、(彼女たちは)若い子たちのルールで、若い子たちとして生きてきているから。『私たちが若い子たちに合わせて、一緒に作っていかなきゃいけないんだ』ということに気づいたんです」
どの世代にもジェネレーションギャップはあるもの。年長者ほど経験則や伝統の重要性を語りたがるものだが、年下の目線に合わせて話すことの大切さを当時から察知していたのだった。