エンタメ・アイドル
timelesz、オーディション落選者映像を“特典化”疑惑で論争勃発…Sexy Zone時代からのCD売上“苦戦”対策か

新生timelesz(写真・菊池風磨のInstagramより)
3月21日、8人組アイドルグループ「timelesz」が、新体制初となるアルバム『FAM(ファム)』をリリースすることを発表した。ただ、アルバムの“特典”をめぐって賛否を呼んでいるという。
timeleszは「Sexy Zone」時代からの既存メンバーである菊池風磨、佐藤勝利、松島聡に、オーディション企画「timelesz project」(通称・タイプロ)を通過した新メンバー5人を加え、8人で新たなスタートを切った。
【関連記事:菊池風磨、timelesz新メンバーへのしつこすぎる“容姿イジり”にファンもガッカリ…以前から懸念されていた「距離の詰め方」】
新体制初のアルバムとあって、その内容にも力が入っている。
「3月21日、公式YouTubeでミュージックビデオが公開されたデジタル配信曲『Rock this Party』をはじめ、全13曲を収録。初回限定盤Bには、タイプロ最終審査のビハインド映像やアルバム制作のメイキング映像も入るようです。6月11日に発売予定で、すでに予約も始まっています」(スポーツ紙記者)
ファンの期待が高まるなか、タイプロ最終審査のビハインド映像が特典化されることに関して、不満を抱く声が見受けられる。
《timelesz アルバム タイプロ最終審査のビハインドあるの怖すぎる。いくらなんでも落ちた候補生が気の毒すぎる》
《Behindをアルバムに入れて落ちた候補生のファンにも買わせようとするtimeleszのやり方エグすぎ》
《え?最終審査のビハインドってなに?落ちた子達もでるの?え?ビハインド出さなかったのはこのため?》
一方で、
《最終審査のビハインドがアルバム収録なのはタイプロからtimelesz好きになって応援してくれる人への特典だよなーと個人的には思う》
《ビハインドがtimeleszの商品として出るのは当たり前でしょ そもそもタイプロがtimelesz主催のものなんだから》
《オーディションの映像なんか当然timelesz側の持ち物だし無料であれだけのボリュームが公開されてたことがすごいのに特典になると「狡い」「汚い」「酷い」って…買わなくていいし見なくていいよ》
など、理解を示す意見も聞こえている。
タイプロは、約10カ月間にわたるオーディションの模様を「Netflix」で配信し、SNSで大きな注目を集めた。その未公開映像をめぐって、論争が勃発したのには、こんな理由が。
「最終審査は8人まで絞られ、5人が通過することになりました。落選した候補者のなかには、最終審査前の5次審査を1位通過した浜川路已(ろい)さんがいます。
浜川さんは“ロイ”の愛称で親しまれ、視聴者のあいだで高い人気を誇りました。そんな浜川さんも参加した最終審査の模様がアルバムの特典に入ることで、落選者の映像で、候補生のファンを呼び込もうとしていると受け取った人もいたようです。
また、新体制初のアルバムであれば、新たにメンバー入りした5人を中心に映すような編集が施されている可能性もあります」(前出・芸能記者)
timeleszは、2011年にCDデビューした「Sexy Zone」から通算して、14年めとなるが、これまでもグループ活動で苦戦を強いられたこともあった。
「『Sexy Zone』名義で出したCDやアルバムは伸び悩んだ印象です。シングルでは、2014年にリリースした『君にHITOMEBORE』が33万枚を売り上げたのが最高で、そのほかは10〜20万枚前後と低迷しました。多種多様な経歴を持つ新メンバーを5人を入れた、初のアルバムは何としてもヒットさせたいことでしょう。タイプロの映像特典を盛り込んだのも、そんな“作戦”のひとつだと思われます。
今回のオーディションで、菊池さんは『俺は死ぬほど売れたい。こんなんじゃ売れねぇだろ?』と、候補生に熱い思いを語っており、ファンもメンバーの気持ちは理解しているはず。ただ、タイプロ最終審査の映像で売り上げにつなげようとするやり方に、疑問を持たれることになってしまったようです」(同前)
8人で初めてのアルバムは“死ぬほど売れる”か──。