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「自己責任だと思う」ひろゆき “タトゥーゆえに制限は差別”の声を一刀両断、“がっつり入れてる”人気アーティストの影響も
日本でも以前よりはファッションとして認知されつつあるものの、いまだ根強い反発のあるタトゥー。そんな日本における“タトゥーの見られ方”について、タレントで実業家のひろゆきが持論を語り、大きな反響が寄せられている。
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《日本はタトゥーに厳しくないですか? 学生時代にファッションタトゥーを入れました。3センチくらいのワンポイントです ジムにも行けないし温泉にも入れない、差別しすぎだと思います》
3月24日、ひろゆきのYouTubeの生配信に寄せられたそんな質問に対して、ひろゆきは、
「僕はこれね、○○さん(質問者)のせいだと思ってるんですよ」
とタトゥーを入れたがわの責任を指摘したうえで、
「たぶん僕が知ってる限り、入れ墨を入れるところ、入れ墨を入れる年齢の人は、入れたらプールも入れないし、ジムも行けないし、温泉にも入れないよっていうのを言ってくれてるはずなんですよ。で、調べりゃ、わかるんですよ。わかるにも関わらず、入れたというのは、そこは僕、自己責任だと思うんですよね」
と、バッサリ。海外の一部の国ではタトゥーがあってもプールや温泉に入れるが、
「でも、日本はそういう国ではありません」
と語ると、海外ではマリファナを吸っても、罪の問われない地域がある一方、日本では厳しい規制が敷かれていることを引き合いにだし、
「文化として、社会のルールがどうなってるか」
だと説明。タトゥーが小さい大きいの問題ではなく、日本ではジムやプール、温泉に入れないのをわかった上で入れるという「覚悟をしなかった問題」だと、質問者の不満を一刀両断した。その上で、ひろゆきは「なので、タトゥーを消すか、バンドエイド貼ってください。『怪我したんです』って言ってバンドエイド貼ってれば、温泉も入れるし、ジムも行けます」と、実用的なアドバイスを送った。
ひろゆきは、自身のXでも、タトゥー問題についてポスト。
《・温泉に入れない。・子供をプールに連れて行けない。・スポーツジムに入れない。という呪いを自分に掛ける覚悟があるならいいんですが、覚悟がないなら刺青やタトゥーは、日本では入れない方が良いですよ。「外国では〜」という助言には「ここは日本」と返してください》
と投稿した。ひろゆきの意見に、コメント欄では「規制は多いけど、プールや温泉にまったく行けないわけではない」と一部で反発する声もあがったが、大半は、
《本当にそう思います わかってて入れたんだから覚悟はあったはずでまさかこんなに?と感じてるのは想像力が足りなさすぎ》
《アメリカでもマトモな仕事に就けなくなるって、普通の家庭ではタトゥーは忌避されます》
など、ひろゆきの意見に共感する声が多くあがったほか、登山家の野口健氏も、
《本当にそうですね。「ここは日本、以上!」でいいと思います》
と、ひろゆきの意見に同調。ひろゆきの投稿は、現時点で1456万回のインプレッションを記録する注目度となっている。
「若い世代の間ではファッションとして認知されてきたとはいえ、日本におけるタトゥーが、反社会的勢力を想起させ、威圧感を感じるという見られ方をしている事実は、昔も今もそう変わりません。近年は、日本のアーティストでもタトゥーを入れる人が増えていますが、なかでも、YOASOBIのAyaseさんや、『ドライフラワー』で知られる歌手の優里さんなどは、アーティストとしてのイメージと、がっつり入ったタトゥーのギャップが物議を醸しました。
とはいえ、彼らはアーティストという自己表現が許される“自由な職業”だからこそタトゥーを自由に入れられるわけで、影響を受けた10代のファンなどが安易な気持ちでタトゥーを入れてしまうと、YouTubeでひろゆきさんに質問したユーザーのように、あとで後悔することになるケースは十分あり得ます。ノリでタトゥーを入れる前によく考えるしかないですね」(芸能ジャーナリスト)
タトゥーそのものが奇異な目で見られない日は遠そうだ。