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『アッコにおまかせ!』問題発言連発で“4月打ち切り”報道のなか平然と継続も新たに浮上した「9月終了説」

和田アキ子
3月30日に放送された『アッコにおまかせ!』(TBS系)。この日の放送は、フジテレビの経営体制の刷新や、最新のお花見事情など、ニュースから生活情報まで取り上げるいつもどおりの内容だった。だが、X上では番組にある“ツッコミ”が殺到している。
【関連記事:和田アキ子、『おまかせ!』でのドジャース選手への発言で物議…放送40年目、直近で続く“ズレ発言”】
《アッコにおまかせ、最終回だと思ってたけど違うの?》
《本日最終回と勘違いしてました》
《今日で最終回かと思ってた来月もあるのね》
「これまで何度も“番組打ち切り”が取りざたされてきたので、今春の改変期で終わると思い込んでいた視聴者が多かったようです。それが、終了報告もなく平然と放送されたので、混乱した視聴者がいたのでしょう。
そもそも、番組の打ち切り情報が流れるようになった決定的理由は、和田アキ子さんの“トド発言”です。2024年8月11日の放送で、パリオリンピック女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花選手に対し、和田さんが『なんかトドみたいなのが横たわっている。かわいい』と発言。これが大きな問題となり、和田さんは翌週の番組冒頭で『リスペクトが足らなかったと思っています』と謝罪しました。
この問題発言以降、『おまかせ』が2025年3月末での終了で調整に入ったと、各社に報じられるようになりました」(芸能記者)
和田の問題発言は「トド」だけにとどまらない。最近でも3月12日放送で、元モーニング娘。メンバーの辻希美と俳優の杉浦太陽夫妻の第5子妊娠報道を受け、スタジオ出演者の朝日奈央に「変な言い方だけど、奈央ちゃん、新婚でしょ、何人(子どもが)ほしいとか、あるの?」と家族計画を訊ね、『“マタハラ”ではないか』と物議を醸した。さらに24日放送では、来日したドジャースのアンソニー・バンダ選手が大のポケモンファンだと紹介されるも「分かってらっしゃるのかな?」とトンチンカンなコメントを差し向け、MLBファンから顰蹙を買っている。
こうした発言が飛び出す背景を、放送作家が指摘する。
「番組の名物コーナーは、大きなパネルをめくりながら、時事ネタを深掘りすること。出演者がその場で学んでいくスタイルなので、和田さんにも十分な予備情報が入っていないのです。それゆえ、視聴者が共感しやすい素朴な感想も出てくるのですが、悪いほうに作用すると、視聴者の反感を買ってしまうんです。かつてなら、和田さんの発言を“芸能界のご意見番”としての、鋭いひとことだととらえる人も多かったですが、いまでは、その“ご意見番”と世間とのズレが、悪目立ちするようになっています」
2025年1月からは、TBSを退社した宇内梨沙元アナに代わり、“TBSのエース”と目される山形純菜アナが進行役として参加。当面、番組は続く気配だが、前出の放送作家は「次の打ち切りタイミングがある」と指摘する。
「『おまかせ』の放送スタートは1985年10月。この秋で40周年をむかえます。これを節目として、番組が終了する可能性はありそうです。2024年の“トド発言”が打ち切りの発端となったならば、そこから1年以上が経過しており、後番組を準備する時間も十分、ありますからね。
通常、番組の終了発表は1〜2カ月前ですが、たとえば31年半にわたって続いた長寿番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)は、5カ月前に終了がアナウンスされました。『おまかせ』も4月以降、何らかの動きがあるかもしれません」
まだまだ未来を“おまかせ”できないというわけだ。