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「何笑っているんですか」フジテレビ 3度めロング会見で放送されなかった“緊迫”舞台裏【写真あり】

会見をする清水賢治社長(写真・梅基展央)
3度めの正直となったのかーー。
中居正広がフジテレビ女性社員との間で起こした性的トラブルについて、3月31日、第三者委員会は調査報告会見をおこない、その後フジテレビも3度めの会見を開いた。
2024年末に問題発覚後、2025年1月17日におこなわれた初会見では、参加者は大手テレビ局や新聞社に限定されたうえ、写真撮影のみ許可されるという異例の条件が設けられ、同局に批判が殺到した。
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「その10日後には“やり直し会見”がフジテレビ本社の22階でおこなわれ、400名以上のマスコミ関係者が参加。時折り怒号も飛び交う10時間超えの会見となりました。
その際、会場入口で参加者は手荷物検査に加えて金属探知機でも検査されました。また、エレベーターではスタッフが必ず乗車し、他の階では降りられないように対策されていました。会場内には等間隔でスタッフが並んでおり、不測の事態に備えている様子でした。会見が長引くことを想定してか、会場前には数百本の水が置かれており “ご自由にどうぞ”という形でした。万全の体制にも見えましたが、参加したYouTuberが10分ディレイのルールを守らずにに生配信したことで退場となる一幕がありました」(社会部記者)
今回の会見はどのような内容だったのか。
「セキュリティ面は前回同様でしたよ。98媒体・265名と前回よりも参加者はかなり減った印象です。それもあってか、ヤジが飛ぶことはなく“5時間半”と前回から約半分の時間で幕を閉じました。394ページにもわたる第三者委員会の報告書が公表されていたので、それをもとに質疑応答がされた感じですね」(同前)
2度めの会見では、フジ・メディア・ホールディングスの嘉納修治氏、金光修氏、フジテレビジョンの港氏、遠藤龍之介氏、そして清水賢治社長の5名が登壇したが、今回は清水社長ひとりが会見に臨んだ。
「ひとり1問のルールのもと、比較的スムーズに進んでいましたが、途中でフリーの女性記者が本件事案とは関係のない宗教関連の批判をしたことでフジ側は彼女のマイクを切りました。それでも女性は止まらず発言し続けたことで、会場は一時騒然となりました。
また、会見スタートから4時間が過ぎた21時ごろ、記者からの質問で地上波放送が月9に切り替わっていることを知った清水社長は、同ドラマが最終回であることに触れ『1月からドラマを観ていた視聴者もいる』と会見の様子が流れないことに理解を求めました。いちばん緊迫した空気感になったのは会見終了間際の22時過ぎ。デジタルメディアの記者が長時間発言していたところ、清水社長は『どこからが質問ですか?』と聞き直し回答しようとしたところ、記者は『何笑っているんですか』と噛みつきました。清水社長は困っていたようにも見えましたが、その記者は違った印象をもったのでしょう。終了した時点では半数以上のマスコミが帰っていましたね」(同前)
翌日には入社式が開かれたフジテレビ。新入社員が安心して働ける環境となることを願う。