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「部屋は社長より広い」「取締役は14社」“フジの天皇” 日枝久氏の「独裁」40年 …第三者委員会報告書が浮き彫りにした異常性

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記事投稿日:2025.04.01 19:50 最終更新日:2025.04.01 21:22
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「部屋は社長より広い」「取締役は14社」“フジの天皇” 日枝久氏の「独裁」40年 …第三者委員会報告書が浮き彫りにした異常性

フジテレビの “天皇” と批判された日枝久氏

 

 中居正広氏の女性トラブルをめぐるフジテレビの一連の問題で、3月31日、第三者委員会の調査報告書が公表された。

 

 報告書はPDF394ページに及び、その詳細さ、生々しさに衝撃が走っている。元フジテレビアナウンサーに対する中居氏の行為を「業務の延長線上の性加害」と認定するだけでなく、同局の “体質” や経営実態についても、厳しく断じている。

 

 とりわけ多くみられるのが、40年の長きにわたり経営のトップに君臨してきた日枝久氏に言及する部分だ。

 

《FMH(フジメディアホールディングス)及びCX(フジテレビ)の役員の指名の在り方は、代表取締役会長又は日枝氏のブラックボックス化した透明性と公平性を欠いたものとなっている」

 

《代表取締役会長及び代表取締役社長が交代する際の人事は、すべて日枝氏が決定しており、交代の理由も告げられない》

 

《当委員会は、CXの局長以上の人事は全て日枝氏が決めているという話も複数回聞いた》

 

 など、日枝氏が人事権を掌握し、強い影響力を及ぼしてきたとする記述が、報告書には多数ある。

 

 

 1月27日の「出直し会見」では、港浩一社長の辞任と、清水賢治社長の就任が発表されたが、日枝氏はここでも影響力を発揮。《常勤取締役としては、遠藤副会長を代表取締役とする案を提案したが、遠藤副会長が日枝氏に確認したところ日枝氏が遠藤副会長の代表取締役就任を否定したため、遠藤副会長が代表取締役となることはなかった》としている。

 

 フジテレビでは「××階」というブラックボックスで重要事項が決定されるというプロセスが常態化。「××階」とは社内用語で、フジテレビ本社オフィスタワー××階にある日枝氏や社長の部屋、取締会会議室などがあるフロアのこと。

 

 この日枝氏の部屋は83.32で、これに加え25.6の応接室と30.65の代表室書庫が隣接。これは76.86の嘉納修治会長や、45.92の港社長の部屋よりも広いーーとの記述も報告書にはある。

 

 報告書は、日枝氏の報酬についても触れている。

 

《取締役の間ではFMH代表取締役会長の報酬が最高額であり、第2位が日枝氏のそれであって(ただし相談役就任前は常に第1位)、日枝氏に対する配慮が見られる》

 

《日枝氏は、フジサンケイグループ内で系列局である6局を含む合計14社の取締役を兼職しているが、他の取締役の系列局取締役の兼職が1社~3社であることに比較して、突出して多い。それぞれの局からの報酬金額が異常に高額とまではいえないが、合計すればかなりの金額であり、日枝氏のフジサンケイグループ企業全体から受領している報酬を押し上げている》

 

 と、相談役という肩書でありながら、グループやフジテレビの社長・会長よりも多い報酬を受け取っていたことも指摘している。

 

 同局の役職員から寄せられた情報提供には「日枝氏のイエスマンしか出世できない」「日枝氏ばかりを見て仕事をしているのはおかしい」との意見もみられる。

 

“フジの天皇” とも呼ばれ、40年にわたる「独裁」体制の異常性が浮き彫りになった今回の報告書。3月27日には日枝氏の退任が発表されたため、刷新された新体制に期待がかかる──。

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