【コメントに失望】櫻井翔「中居正広トラブル」でまたも“当たりさわりなき一般論”生かせなかった「旧ジャニ問題」の反省

 

　3月31日、「嵐」の櫻井翔がニュース番組『news zero』（日本テレビ系）に、月曜キャスターとして出演。番組内での元「SMAP」中居正広の話題に対する姿勢に、疑問が寄せられている。

 

　フジテレビが設置した第三者委員会は、中居の「女性トラブル」に関する調査報告書を発表し、そこで中居の行為が「性暴力」であると認定された。

 

　調査報告書には、トラブルの詳細な内容が記載され、注目を集めた。櫻井は、この日の会見について「私も調査報告書を読みました」と切り出し、一連の問題に言及したのだが……。

 

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「櫻井さんは『エンターテインメント業界に身を置くひとりとして、私自身も、その声なき声に気づけるよう、そして被害が生まれることのないよう、制作者のみなさんと一緒に取り組んでいきたいと思います』とコメントしました。

 

　中居さんの件に限らず、フジテレビにハラスメントがまん延していたとする調査報告書を受けて、タレントとして、そうした問題が起きないようにしたい気持ちを表明したということでしょう。

 

　メインキャスターの藤井貴彦さんも、業界全体への指摘と考えて、ハラスメント防止に向き合っていくことを明かしました」（芸能記者）

 

　櫻井にとって、かつて旧ジャニーズ事務所で苦楽をともにした“先輩”を取り上げることになった。ただ、Xでは

 

《逃げるなよ、しっかりコメントしろよ キャスターだろ、貴方はさ！》

 

《この人はテンプレートしか話せないのかな？別に中居とかフジを糾弾しろとは言わないけど報告書を読んだ上で意見がそれしかないのであればあまりに稚拙だと思う》

 

《櫻井翔氏が出てこのニュースについてコメントしてたけど中身のない他人事のコメントでとても残念》

 

といったように、その内容に失望する声も見受けられた。

 

「中居さんと櫻井さんは、それぞれSMAPと嵐として活躍し、番組でも多く共演してきました。かつての後輩という視点から、櫻井さんが中居さんの問題をどう考えているか、聞きたい人は多かったはずです。ところが、櫻井さんは、調査報告書を読んだことを明かしつつも、中居さんのトラブルの中身には触れず、“一般論”として、自身の思いを表明するものでした。

 

　中居さんのトラブルに関しては、1月20日の『news zero』でも5分以上、取り上げられましたが、このときも櫻井さんは、被害女性のケアやフジテレビで働く人へのサポートの必要性に触れたものの、トラブルに対する見解はほとんど口にしていません。今回の件も合わせて、多くの視聴者が、当たりさわりのない姿勢をとっていると感じています」（前出・芸能記者）

 

　キャスターとしての資質を問われたかたちだが、櫻井は2年前にも、似たような状況に置かれたことがあった。2023年5月、旧ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題が取りざたされた際のことだ。

 

「世間的に大きな注目を集めたため、『news zero』でもこの問題について取りあげられましたが、櫻井さんはその間、カメラから“フレームアウト”して、コメントを避けたのです。結局、櫻井さんがコメントしたのは6月になってからだったので、弱腰な姿勢だと批判されました。

 

　ただ、櫻井さんは、事務所の問題に言及した際、言葉を詰まらせながら『あらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えます』と、力強く決意を語っていたのです。

 

　それが今回、またしても一般論に留まったコメントとなり、あのときの決意は何だったのか、と感じる視聴者もいたようです」（同前）

 

　櫻井が『news zero』のキャスターを務めて、2025年で19年めとなる。その実力をいかんなく発揮してほしいが……。