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「僕も調査を受けました」フジOB・長谷川豊氏が語る第三者委“徹底取材”の一部始終…「調査は500点」評価も、本人が語る「実態はもっとヒドい」

元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏
フジテレビの元女性アナウンサーが中居正広氏から性暴力被害を受けたとして第三者委員会が認定、同時にフジテレビ局内の“ハラスメント体質”が糾弾されている現在……。
「今回の第三者委員会の調査は、100点満点で言えば……500点ですよ。見事ですね、兵庫県の第三者委員会に見せてやりたいくらい。本当によく調べてありました」
こう絶賛するのは、フジテレビOBであり、元アナウンサーの長谷川豊氏。「中居正広事件」以降、自身がフジテレビ時代に受けたというセクハラの内容などを積極的に発信してきた人物だ。
そんな長谷川氏をもうならせた、今回の調査報告書。彼自身も、その作成に携わっていた。
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長谷川氏は、第三者委員会が立ち上がり、外部からの情報提供窓口が開設してすぐに、自ら連絡したという。
「問題事案が色々とありますから、簡単には進まないんじゃないですか? とこちらから打診した形です。メールでのやり取りを3、4回してからスケジュールを合わせて会ってお話してます」
第三者委員会からは3人の弁護士が出席し、1時間半ほど話したという。
「大手町で話したんですけど、委員会の代表弁護士の下に協力弁護士がたくさんいるそうです。私以外に聴取を受けた後輩に聞いても、1対3の形式で行われているのが多いようですね」
3人の弁護士はかなり細かく質問してきたという。
「『できるだけ詳細に、具体的に話してください』と言われました。『オブラートに包んだ言い方を日本人はされますけど、結局、我々は突っ込むので、それは無駄です』とも言われましたね。
そして『この場で話したこと自体は、守秘義務は守られます。ただし、我々は報告書をリポートとして出します。そのリポート内容を見て、あなたが特定される可能性はゼロではないと思ってください』とハッキリ告げられました。そこまで言われるので、実際に聴取を受けたフジテレビの関係者は10人にひとりも喋れなかったというのが現実でしょう。逆に言うと、それでもここまで出てるということなんです」
長谷川氏からしても、“もっと出てくる話はあるはず”だという。
「正直なこというと、ハラスメント案件なんて報告書の50倍くらいあると思いますよ。でも、2カ月と少しでよくここまでできたなと。特にチャットデータの復元はスゴい。関係者はデータ消してるだろうなって思ってたんですけど、彼らに都合の悪い325件の内容を、あそこまで復元させるとは思いませんでした」
中居氏の件の類似案件ということでハラスメントについて聴取に応じた長谷川氏だが、とにかく数が多すぎると指摘する。
「弁護士の方も、セクハラに関する情報提供だけで大量にあったと言ってましたね。社員は不利になるので、詳細は話せないんですよ。僕らからしてみると、報告書もオブラートに包んで出してるなって感じです。反町さん(※フジテレビジョン報道局解説委員を務める反町理キャスター)なんかの名前も出てましたが、要するに『お前ら自重しろよ』ってことなんです。
でも、それで自重するような集団じゃないですから、フジテレビは(笑)。実態はもっとヒドイんですけど、2カ月でできることは全部やったな、という印象ですね」
長谷川氏としては、第三者委員会の調査は的を射ていたと語る。
「読み終わるのにめちゃくちゃ時間かかりましたからね(笑)。本気でやってましたね。凄かったです。1億人が見て、全員納得するところまでやってると思います。中居ファンであっても、きちんと読めば反論できないはずですよ」
約300ページにも及ぶ報告書の作成には、鬼気迫るやり取りがあったのだ。