エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

【女子アナめざす就活生を直撃】「中居正広とフジテレビ問題」のさなか…不安を吐露しながらも“意外な本音”が共通した!

エンタメ・アイドル
記事投稿日:2025.04.08 16:06 最終更新日:2025.04.10 15:19
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【女子アナめざす就活生を直撃】「中居正広とフジテレビ問題」のさなか…不安を吐露しながらも“意外な本音”が共通した!

中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ

 

 3月31日、フジテレビなどが設置した第三者委員会は、元「SMAP」の中居正広のトラブルについての調査報告書を公表した。

 

 第三者委員会は報告書のなかで、被害に遭ったフジテレビの元女性アナウンサーに対する中居の行為について「性暴力による重大な人権侵害」と、認定している。

 

 芸能記者はこう話す。

 

「報告書で明らかになったのは、フジの元編成幹部社員による女性アナウンサーらの“アテンド”がトラブルを招いたという事実でした。

 

 今回、最も焦点が当たった被害女性とのトラブル以外にも、元編成幹部社員は中居さんや大物タレントの要望に応じて、外資系ホテルのスイートルームに女性アナウンサーを呼び出し、飲み会を開いていたことも明らかになっています。

 

 また、中居さんと被害女性のトラブルが法的な問題に発展しそうになった際には、元編成幹部社員が中居さんに、フジと関わりの深い犬塚浩弁護士を紹介しており、このことについて被害女性が『中居氏を守る』という印象を持ったとされています。

 

 このように報告書が明らかにした、フジのあまりにも女性アナウンサーを軽視したような会社の態度についても、大きな批判が起こる事態になりました」

 

 これまで「女子アナ」といえば、各大学のミスコン出身者などが集結する“華やかな職種”として知られていた。なかでも、フジテレビは『〇〇パン』シリーズなど、冠番組を持つ、タレントのような扱いの人気女子アナを多数輩出している。

 

 そういった状況は一変するのか――。

 

 

 今回、本誌は都内のアナウンサースクール「アナ THE LIVE!」の協力を得て、3名の女子アナを志望する就活生に、フジで起きた中居のトラブルについての意見を尋ねた。

 

 話を聞いたのは、キリスト教系私立大学4年のKさん、スポーツ強豪校としても知られる私立大学4年のAさん、有名女子大3年のEさんだ。

 

 まず「最初に聞いたときには怖い世界だなと思いました」と、中居トラブルへの率直な思いを明かしたのは、Eさんだ。だが、このような思いも出てきたという。

 

「逆に、このことで女性アナウンサーが企業から守られるいい機会になるのであれば、と思いました。私自身も再び、アナウンサーになるために頑張るという強い思いに変わりました」

 

 Kさんも「騒動があって、逆にクリーンな社風、業界へ向かうと感じているので、アナウンサー志望の思いは変わらずあります」と思いは変わらないという。

 

 また、今回のようなトラブルについて、Aさんは「アナウンサー職に限らず、華やかなイメージの業界であれば、少なからずあるのではないかと思っています。今回、明るみに出たことで各企業としてのコンプライアンスを見直しして改善されていくものだと思っています」と、フジテレビ以外でも“意識改革”が起きることを願っていると言う。そのうえで、やはり、女子アナを第一志望にする気持ちは変わらないと明かした。

 

 だが、やはり問題への不安はあったはずだ。3名とも、フジテレビに対しては今後の対応の“誠実さ”を求めていた。

 

「この際、やましい事実をすべて公開することで『本気でテレビ、メディア業界を盛り上げたい』と挑戦し続ける人が働きやすい環境づくりをおこなってほしいと感じています」(Kさん)

 

「悪しき“しきたり”のようなものが今後、改善されなければいけないですし、勇気を出して事実を明かしたことに対して、テレビ局側が真摯に対応していくことで、企業イメージがアップするのではないでしょうか」(Aさん)

 

 また、Eさんは「個人的にはフジに限らず、芸能界などでもこのような問題が多くあるのではと思っています。被害者が泣き寝入りしているだけなんじゃないか、と」という疑念の思いも明かしていた。

 

 そのうえで「フジは今回のことを包み隠さず、正直に対応し、スポンサーや世間の信頼を得ないと存続が難しいと思いました」と、よりいっそうの透明性をフジは示してほしいと話した。

 

 それでも、テレビ局へのあこがれは強い就活生の3名。実際に「アナ THE LIVE!」の代表を務める武藤淳さんも、今回のフジテレビ問題について「影響は少ないと思う」として、こう話す。

 

「うちでフジの問題を受けて、スクールを辞めるといった生徒さんは特にいません。そもそも、民放キー局に入社できたら、それがいちばんなんですが、キー局だけを狙っている生徒は少ないですね。なので、報道が続いても、“アナウンサー”に対する人気や就職希望者の多さは変わっていないと思います」

 

 就活生の話に戻ろう。女子アナ志望の人気が変わらないとすれば、やはり採用は“狭き門”になるだろう。では、「第2志望」についてはどのように考えているのか。

 

 アナウンサーの延長線上である「声」や「言葉」に重きを置く仕事への興味は高いようで、Kさんは「結婚式の司会やラジオパーソナリティなどの職業にも興味があります」と話し、Eさんも「イベントのMCやラジオでの仕事なども視野に入れたい」と言う。

 

 一方のAさんは「全力で夢をかなえられるように努力したいので、あまりアナウンサー以外の他の職業は考えないことにしています」としながらも、「CA(キャビンアテンダント)やホテル業界なども興味があります」と話していた。

 

 いずれにせよ、夢を追いかける彼女たち。かなったときに悲しい思いをしないように、迎え入れる側の努力はよりいっそう求められるはずだ。

 

■アナウンサースクール「アナ THE LIVE!」
東京・六本木にレッスン場を構えるマンツーマン制アナウンサースクール。講師は全員、現役女性アナウンサーが務めており、民放キー局に限らず、地方局、ラジオ局、リポーターとしての採用を目指す「アナウンサー向け」の生徒を中心にレッスンをおこなっている。ほかにも日常会話やプレゼンでの話し方を中心した「一般向け」、子供たちへのお受験面接対策、絵本の読み聞かせ、音読を中心にした「キッズ向け」のレッスンも開講している。

 

【公式サイト】
https://annothelive.com/

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る