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渡辺正行『サン!シャイン』コメンテーターに登場、武田鉄矢と並ぶ“時代と逆行”人選に見える“若年視聴者切り”

4月7日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)に、タレントの渡辺正行がコメンテーターとして登場した。
「渡辺さんは、お笑いトリオ『コント赤信号』のリーダーとして知られます。また『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系)の副支配人や『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)初期の審査員などで活躍してきましたが、最近はめっきり露出が減少。とくに、若い世代にはなじみが薄い存在となりつつあります。
そんな渡辺さんが突然、なぜかコメンテーターとして席に座っていたのです。しかも初出演のこの日、トランプ米大統領の関税措置の影響で株価が暴落したニュースに対し『株ですよ! びっくりしますよ!』『NYダウすごい下がってる。どうしてくれる!?』と、まくし立てていました。大御所なりに“爪痕を残そう”という姿勢を感じました」(芸能ジャーナリスト)
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だが、その唐突なキャスティングに、X上では戸惑いの声が相次いでいる。
《人選が謎》
《ほんとにフジテレビのキャスティングってよくわからんな。なぜ渡辺正行?》
《渡辺正行がコメンテーター、芸能人がコメンテーターってどうなの?》
と、起用を疑問視するユーザーも多く見られた。だが、同番組をめぐる“謎のキャスティング”はこれだけではない。番組のコメンテーターには、元オセロの松嶋尚美、カンニング竹山と、どこか懐かしささえ感じてしまう顔ぶれも多い。なかでも際立っているのが、火・水曜のスペシャルキャスター・武田鉄矢だ。
「武田さんは、初登場となった4月1日の放送で、中居正広さんの女性トラブルに触れ、『独身だったというのがね……』と、家庭があればトラブルは防げたかのような発言をして、反発の声があがりました。
さらに翌週、8日の放送では、大谷翔平選手らドジャースの選手がトランプ大統領を表敬訪問したニュースを扱った際、トランプ大統領が椅子に座ったまま、大谷選手のことを迎えたことについて『高倉健さんは人を迎えるとき、必ず立っていた。トランプも健さんの映画を見てほしい』とアドバイスをし、たとえに出てくる人物名も、どこか昭和の感じが漂う、と言われています」(民放キー局関係者)
武田はすでに一度“炎上”しているが、渡辺にもリスクはあるようだ。
「渡辺さんは1980年代の“ザ・芸能界”に染まり切ったタレント。かつて高田純次さん、大竹まことさんと共演していたロケ番組『あんたにグラッツェ!』(中京テレビ)では、女子アナのバッグを勝手に開けて携帯のメールを読むなど、いまなら完全に“アウト”な振る舞いをしていたこともありました。
むしろこの番組は、炎上を織り込み済みで“おじさんを並べる”という方向性なのかもしれません。たしかに、視聴者層を考えるとしっくりくるのかもしれませんが、逆に言うと、若い視聴者層を切り捨てたということです」(前出・民放キー局関係者)
演者の感覚が、令和に向けてアップデートされているといいが……。