【別人と疑う声も】タモリの「仕事選び」で賛否分かれた反応…かつても “負のイメージ” 気にせずCM出演

 

「うん？ ないな、ないぞ」

 

　この声の主は、現在79歳の大御所タレントのタモリだ。3月27日からテレビ放送が始まった、新生フィナンシャル株式会社の消費者金融「レイク」の新CMにタモリが出演している。

 

　30秒のCMは、タモリのトレードマークであるサングラスが見つからないという設定で、以前からレイクのCMに出演していたお笑いコンビ「千鳥」のノブと大悟が、タモリへの楽屋あいさつの最中、一緒にサングラスを探すという展開だ。

 

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「千鳥の2人が『これですか？』とタモリさんにサングラスを渡すのですが、かけて見ると、そんなわけがない奇抜なサングラスばかり。ようやく、それらしきサングラスを渡すのですが、突如、『それ、私のです』と口にするMr.マリックさんが登場して……という内容になっています。

 

　何度か顔がアップで映るタモリさんですが、このCM内では、最後まで “正装” とも呼べる、少し丸みのある四角形のサングラスを着用するタモリさんの姿は登場しませんでした」（芸能記者）

 

　意図的に顔を隠すかのように、背後からのショットが多かったCMだったせいか、Xでは《レイクのCMのタモリさんは本物？》《レイクのCMのタモリさんってあれはほんとにタモリさん？？ってなんか不安になるな》と別人を疑う声も聞かれた。

 

　ただ、そうした声の背景には、タモリが出演したのが「消費者金融」のCMだったことも関係しているのかもしれない。

 

《タモリのレイクのCMが衝撃だったわ。笑》《レイクのCMおもろすぎる》と好意的な意見の一方で、《タモリなんでレイクのCM出た？》と嫌悪感を抱く声もあり、Xではタモリの仕事選びについて、賛否分かれる反応になっている。

 

　だが、じつはタモリが「消費者金融」の仕事を受けるのは初めてではない。前出の芸能記者がこう話す。

 

「タモリさんは、2009年から2012年にかけて『アコム』のCMに出演していました。2002年から出演していた小野真弓さんがアコムのCMをきっかけにブレークしたように、『アイフル』の安田美沙子さん、『プロミス』の井上和香さんなど、グラビアアイドルがイメージキャラクターを務めることが多かった印象です。

 

　それは、やはり消費者金融ということで、大物タレントがオファーを避ける傾向にあったからでしょう。ただ、2008年、アコムが三菱UFJフィナンシャルグループの連結子会社になったこともあってか、タモリさんが出演するようになりました。

 

　いまでは、三井住友カードの『SMBCモビット』のイメージキャラクターは俳優の竹中直人さんとNHK大河ドラマ『べらぼう』に出演中の女優の小芝風花さんですから、昔に比べて “負のイメージ” だいぶ減ったのでしょう」

 

　4月5日からはバラエティ番組『ブラタモリ』（NHK）が新シリーズとして復活。消費者金融のCMも “復活” だったとは。