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【違和感? 慣れた?】『あんぱん』まるで今田美桜の「PV」現代的すぎる「全編合成オープニング」に異論噴出

『あんぱん』ヒロインの今田美桜
3月31日から始まったNHK連続テレビ小説『あんぱん』。放送も第2週を迎え、ヒロイン・朝田のぶ役を務める今田美桜の“本格登場”も近いとみられている。
おおむね好評の、今回の朝ドラ。ただ、全話で放送される「固定シーン」については、たびたび視聴者から意見が出ているようだーー。
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「今田さんが演じるヒロインは、国民的絵本『アンパンマン』の作者である、漫画家のやなせたかし氏を支えた妻の小松暢(のぶ)さんをモデルとした役です。そのため、物語の始まりは昭和初期の時代設定になっています。
しかし、放送が始まってから数十秒後に流れるオープニングでは、白いワンピースを着た今田さんが登場。さらには、人気ロックバンド『RADWIMPS』が手がけた、疾走感ある主題歌『賜物』とともに、今田さんの駆け出す映像が続くんです」(芸能記者)
毎話、必ず流れるオープニング映像とあって、放送からしばらくすると、RADWIMPSの『賜物』に対して“朝ドラに合わない”といった声が視聴者からあがり、インターネット上では議論になっていた。
このオープニングに対する“モヤモヤ”は長引いている。
Xでは《朝ドラあんぱんのオープニングが現代的すぎて変じゃね?》《どうもストーリーとオープニングの映像が合ってなくて馴染めない》と、映像自体に違和感を訴える声がある。
だが、その一方で《物語内の時代に比べて色々現代的すぎるという思いは拭えないけど何やかんやで昨日で慣れた》《オープニングはね 半年も見てれば慣れますよ》と、すでに“克服”したという意見も聞かれ始めた。
「主題歌もさることながら、たしかに映像も、物語本編とはマッチしていないと言わざるを得ないでしょう。なぜなら、今田さんはグリーンバック(合成のための緑色の背景)の前で撮影しており、背景はすべて、合成で作られた“近未来的”なものだからです。
数多くの人気アーティストのミュージックビデオを手がけている、VFXアーティストの涌井嶺氏が、この映像を担当しています。そのためか、まるで今田さんのCM映像か、プロモーションビデオのような雰囲気さえあります。
ただ、よく見ると漫画の“コマの枠線”が使われていたり、色鉛筆を模した建物が出てきたりと、物語につながりそうな要素はあるんです。しかし、パッと見では、最後に出てくる『アンパンマン』と思しき“光の線”以外は、視聴者の頭には入ってこないのかもしれませんね」(前出・芸能記者)
NHKとしては朝ドラへの“愛と勇気”を込めたはずだが、それが伝わるまでにはもう少し時間がかかりそうだ。