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総額50億円!みのもんたさんの財テク不動産「駅から5分」の優良物件ばかり…生前贈与で “おもいッきり” 相続税減らし成功

故みのもんたさん
「完成まで、まだ2年くらいかかります。2年後にご招待しますよ(笑)」
2006年12月、神奈川県鎌倉市に豪邸を建設中のみのもんたさん(享年80)を本誌が直撃したときには、笑ってこう答えてくれた。この自宅の完成後、何度も取材に訪れたカメラマンが当時を振り返る。
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「迎えのハイヤーが到着し、みのさんが門から出てくるところに声をかけると『また、あんたか』と言いながらも、嫌な顔もせず写真を撮らせてくれました。ご近所の方の話では、奥様(2012年死去)を乗せた車椅子をみのさんが押して、よく散歩をしていたそうです」
みのさんが「夫婦のための家」と語っていた鎌倉の自宅以外にも、自らの名義のほか、オーナー経営者だった水道メーター製造販売会社・ニッコク名義で、50億円以上もの不動産を所有していた――。
「鎌倉の自宅以外は、多くが駅から5分以内にあり、値崩れしにくい優良物件ですね」
今回、みのさんが保有していた不動産の価格を査定した不動産関係者は、こう感心する。
「軽井沢の保養所は高級別荘地にあり、渋谷区のビンテージマンションは築年数がたっても値が下がらない人気物件です。20年ほど前のもっとも多忙だったタイミングで、多くの不動産を買われています」
みのさんは、元号が令和となった2019年ごろから、買い集めた物件の一部を、親族に生前贈与していた。渋谷区のビンテージマンションの場合、持ち分の20分の1ずつを複数回、親族に贈与している。相続に詳しい税理士の竹山百代氏が解説する。
「相続税は、亡くなったときに持っている財産すべてにかかります。みのさんの場合は課税対象額が相当高額であると思われますので、法定相続人の人数によって変わりますが、相続税の税率は最高税率の55%になると考えられます」
一方、贈与は生きている間に何度でもでき、贈与する金額によって税率が変わる。
「たとえば、父母・祖父母から18歳以上の子・孫への贈与は、基礎控除後の課税価格が1500万円以下なら、税率は40%ですみます」
2億円超のマンションでも、持ち分を少しずつ贈与していけば、税率はグッと抑えられるのだ。
「また、仮に生前贈与をした親族が孫だった場合は、生前贈与加算の対象にはなりません。みのさんが、こうした生前贈与をおこなっていたのであれば、制度を理解されたうえできちんと活用した “終活” といえると思います。一生懸命働いて築いた財産を、ご家族が困らないように遺したのではないでしょうか」
司会者と経営者として、最期まで “おもいッきり” 駆け抜けた。
【みのさんの資産・鎌倉編】14.3億円
■自宅(約12.7億円)
■商業ビル(約1.6億円)
【みのさんの資産・東京都心編】15.9億円
■港区赤坂/単身向けマンション(約3000万円)
■港区東麻布/コインパーキング(約6.8億円)
■渋谷区内/高級ビンテージマンション+駐車場3台ぶん(約2.6億円)
■港区内/一戸建て(約5億円)
■文京区本郷/単身向けマンション(約1600万円)
■港区高輪/タワーマンション(約1億円)
【みのさんの資産・地方編】20.6億円
■長野県軽井沢町/保養所(約5.5億円)
■北海道札幌市/札幌営業所が入るマンション(約2.6億円)
■長野県下諏訪町/工場・営業所(約1.1億円)
■和歌山県岩出市/工場7棟・駐車場(約9.7億円)
■愛知県名古屋市/支店(約1.7億円)
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