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「薬物ありきで逮捕した感じ」警視庁OB、広末涼子事件への警察対応を批判「よく運転させたな」と同乗者に疑問も

追突事故を起こした広末涼子
4月7日、女優・広末涼子容疑者が、新東名高速道路で追突事故を起こし、その後看護師の女性に暴行を加えたとして、傷害の疑いで現行犯逮捕された。誰もが知る女優の衝撃的ニュースに、世間の動揺は収まりそうにない。
「広末容疑者は、静岡県掛川市の新東名高速道路で大型トレーラーと追突事故を起こし、病院に救急搬送されました。治療を待つ間、病院内を動き回り、止めようとした看護師の女性を蹴ったりひっかいたりと暴行を加え、軽いけがを負わせたと報じられています。
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さらに、警察の取調べ中にも大声をあげて暴れるなど、取り乱した状態が続いたといいます。また、事故を起こす前に立ち寄ったSAでは、『私は広末!』と見知らぬ人に声をかけていたという異様な行動も伝えられました。警察が薬物検査を実施したところ、結果はシロ。アルコールも検出されませんでした。一連の事件の原因は何なのか、まだ全容はわかっていません」(芸能記者)
この日、広末容疑者は、奈良県からの仕事帰りで、自宅のある東京に向かっていたという。『NEWSポストセブン』によれば、運転していたのは黒のジープで、同乗していたマネージャーの男性の車だったとされる。浜松市内のサービスエリアにて、男性と運転を交代したと伝えられている。
4月14日、元警視庁捜査一課の佐藤誠氏が「佐藤誠の警察OBチャンネル」を更新し、広末容疑者の逮捕劇に言及した。
「運転を代わったと言っているじゃないですか。SAで大声を出しているのを見て、同乗している方が、よく運転させたなと(思った)。自分であれば、そういう状態の方に運転をさせること自体怖いですし、乗れない。(事故を)防ぐとしたら、そこがポイントじゃないかと感じます」
また、現行犯逮捕が妥当だったのか、という点にも疑問を呈している。
「あくまで私見だけど、これは逮捕するべきじゃない。何をやるべきかって、まずは広末さんを落ち着かせること。警察官2人いたんだから、それぐらいの措置はしないと。なんとなく、警察が、薬物の犯罪ありきで逮捕しちゃった雰囲気がある。
交通事故だけだったら、逃走も証拠隠滅のおそれもないんだから、ちゃんと証拠を確保して、広末さんが落ち着いたときに総合的に判断して決めればいいこと。なんでもかんでも逮捕すりゃいいってもんではない。一人の女性、まして大女優さんの人生が、逮捕されたことで傷つくわけですよ。絶対にこれは逮捕の事案ではない。薬物ありきで逮捕している感じをうける」
動画のコメント欄には、今回の騒動をめぐり様々な声が寄せられている。
《運転させたのが誰なのか分かりませんが、本当に危機管理能力を疑うレベルですよね。絶対にやめさせるべきでした》
《確かに警察もここまでやるか?って感じはしますが、広末さんは、みなし公人としては、特に色々な事に気をつけなければ行けなかったのではないでしょうか》
《逮捕に関しては薬物使用の明らかな証拠も無く、軽い傷害程度で執行された事には佐藤さんと同じく疑問に思います》
警察の判断はいかに……。