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【フジ問題で注目】中居正広と局幹部の“隠蔽”暴いた「デジタルフォレンジック」調査とは…データは「削除すれば終わり」ではない!

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記事投稿日:2025.04.16 19:35 最終更新日:2025.04.16 21:07
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【フジ問題で注目】中居正広と局幹部の“隠蔽”暴いた「デジタルフォレンジック」調査とは…データは「削除すれば終わり」ではない!

中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ

 

 3月31日、中居正広と元フジテレビの女性アナウンサーのトラブルをめぐる第三者委員会の報告書が公表された。この際、調査対象者から「データの一部を意図的に削除した」との供述があり、実施されたのが、「デジタルフォレンジック」という調査方法だ。

 

 

「調査のなかでは、中居さんとフジテレビ幹部B氏との間でやり取りされたショートメールや、Microsoft Teamsなど、計1950件が復元されたといいます。これにより、2人が被害女性の状況をめぐってやり取りした内容が詳細に判明しました。

 

 中居さんがB氏に対し『見たら削除して』と“隠蔽”を促すような発言をしていたことも確認されました。今年の1月から2月にかけて、中居さんや弁護士とのやり取りを消すため、B氏は325件のデータを削除していた形跡があることも認められています」(芸能記者)

 

 一連の発表をうけ、「デジタルフォレンジック」の精度の高さは大きな話題を呼んだ。警察の調査では20年以上前から活用されている手法で、かねて民間でも普及が進んできている。ITジャーナリストの三上洋氏は、デジタルフォレンジックについて「端末の分析調査をして、記憶されている情報・データファイルを復元する手法」だと語る。

 

「PCやスマホのデータは、削除すれば終わり、ではないんです。たとえば、PCのハードディスクに10MBの動画があったとして、動画ファイルを削除しようとした場合、私たちはファイルをPCのゴミ箱に入れ、かつゴミ箱からも削除するのが一般的です。こうすれば、PC上では見えなくなり、探すこともできなくなります。

 

 しかし、動画ファイルがなくなったわけではありません。実際は、PC上で見えなくしただけで、記憶媒体であるハードディスク上には残っています。これを復元していくのが、デジタルフォレンジックです」(以下「」内は三上氏)

 

 分析には、専用の機材が使用される。PCやスマホを起動すると、ハードディスクのような記憶媒体にはどんどんデータが上書きされていくため、はじめに記憶媒体をフルコピーし、証拠保全をおこなったうえで解析が進められていく。

 

デジタルフォレンジックで復元できる範囲は「ケースバイケース。やってみなければわからない」という。なお、端末が物理的に壊れたり、水没したりした場合でも、部分的に復元できる場合がある。

 

「メモリのチップが残っていれば、チップを取り出して別の端末に入れる、分析の機械に入れるといったことで復元できる。そうやって、物理的な面も含めて、いろんな分析・調査をしてデータを復元していくことになります」

 

 最新技術を駆使した結果、中居氏の性暴力の発見に繋がった。今後もこの技術を応用して真相解明につとめてほしい。

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