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石橋貴明、フジ女性社員へのセクハラを謝罪も「余計なひと言」物議、ハラスメントの基本対応との “ズレ” が露見

2025年3月、MLB開幕戦を取材していたとんねるず・石橋貴明(写真・田中昭男)
《この度は私事でご迷惑、お騒がせしてること深くお詫び申し上げます》
4月16日、「とんねるず」の石橋貴明が、フジテレビ女性社員へのセクハラ行為について、謝罪するコメントを発表した。ただ、文書での “ひと言” がさらなる波紋を呼んでいる。
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騒動の発端は、3月31日に公表された中居正広の女性トラブルに関する「調査報告書」内で指摘された「有力な番組出演者」による「類似する事案」について、4月9日に「文春オンライン」が報じたことだった。
「10年以上前に、有力な番組出演者と会食したフジテレビ女性社員が2人きりになった際、下半身を露出されたという事案でした。報告書では名前が伏せられていましたが、『文春オンライン』はこの人物が石橋さんであると報じたのです。
石橋さんは、4月3日から早期の食道がんで入院して手術を受けるため、芸能活動を休止することを発表していました。そのため、同誌の取材に対し、《このような状況で質問は受けられないです》と、回答を避けていたのです」(スポーツ紙記者)
冒頭のコメントで、石橋はフジテレビなどが設置した第三者委員会の調査に関して、《病気の発覚と重なり、数々の検査と入院準備のため時間に追われ、また、心の余裕の無さから、対応することが出来ず、申し訳ありませんでした》と、謝罪した。
一連の報道については、《10年余り前のことで記憶が曖昧な部分もありますが、記事にあった方々と会食した覚えはあります》と、女性社員との会食は認めつつ、深酒を理由に記憶がないと説明した。
さらに、《同席された女性の方には、不快な思いをさせてしまったことを、大変申し訳なく思っております。叶うのであれば、快復後直接お会いして謝罪させていただきたく思います》と、女性社員に対する思いをつづった。
しかし、石橋の謝罪文に関して、Xでは
《「被害女性に会って謝罪したい」って…女性側は会いたくないと思うけど。謝罪すれば許されると思ってるのかな?》
《ハラスメントの本質を分かってないよね 直接会って謝罪なんてとんでもない!》
《石橋貴明のコメントもそうだけど、加害者やハラスメントした側の言う「直接お会いして謝罪」ってまじで気持ち悪いわ》
など、石橋のコメントの《直接お会いして謝罪》という部分に厳しい目を向ける人も少なくない。
「女性に下半身を露出した行為について、報告書ではセクハラとしています。ハラスメント事案では、当事者同士の話し合いは避けるのが基本的な対応とされています。もし、話し合いをする場合でも、被害者の意志を確認するのが、当然でしょう。
石橋さんのコメントは、その点において、自分の意志だけを考えたような内容になっていたため、“余計なひと言” だと感じた人が多かったのでしょう」(前出・芸能記者)
「文春オンライン」の取材後、石橋は事務所を通じて、第三者委員会からのヒアリングの打診があったことを認めていた。その “初動対応” についても、禍根を残すことになった。
「第三者委員会の報告書によれば、石橋さんにヒアリングを打診するため、質問状を送付したものの受け取られずに返送され、電話で協力を求めるも多忙を理由に断られたとされています。
当時、石橋さんは食道がんの件を公表しておらず、治療等の対応に追われる事情もあったと思われますが、後手に回った印象はぬぐえません。日程を調整するなど、第三者委員会の要請に真摯に対応できる部分もあったと考える人もいるでしょう」(前出・芸能記者)
今回、石橋は食道がんに加えて、咽頭がんを併発していることを発表した。病状も疑惑も、早めの対処が肝心のはずだ。