『正直不動産』人気俳優が死去「1月末から行方不明」の衝撃…ファンの心配集めた「不穏な退所」「不眠や拒食」

 

　4月17日、俳優・板垣瑞生さんが亡くなっていたことがわかった。24歳だった。

 

　本人のInstagramのストーリーズで、《俳優・板垣瑞生が不慮の事故により逝去いたしましたことをご報告申し上げます》と家族が報告した。投稿では、《昨年より抱えていた精神疾患により、今年1月末より行方不明となっておりました。警察および友人たちの協力のもと、捜索を続けてまいりましたが、先日、警察より東京都内にて遺体で発見されたとの連絡を受けました》と経緯が説明されている。

 

　そして、《常日頃より、皆さまに笑顔と楽しさを届けたいという思いで芸能活動に取り組んでまいりました彼ですが、活動復帰に向けて前向きに歩み始めた矢先、このような形で人生の幕を閉じることとなり、本人もさぞかし無念だったことと思います》とし、《どうか、板垣瑞生のこれまでの活動を温かく思い出していただければ幸いです》とつづられていた。

 

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　板垣さんは、10歳のときに渋谷でスカウトされ、2014年の映画『闇金ウシジマくんPart2』で映画デビュー。翌年、人気作家・宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証』で、大規模なオーディションを勝ち抜き、準主役に抜擢された。

 

「2014年からは、ダンスボーカルユニット『M!LK』のメンバーとしても活躍する一方、NHKのドラマシリーズ『精霊の守り人』や『正直不動産』などに出演。2021年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、織田信長と行動をともにする森蘭丸役を演じて高い評価を集めました。

 

　ところが、俳優として順調にキャリアを重ねているさなか、2024年3月、突然事務所からの退所が発表されました。当時、いっさい説明がないままファンクラブが閉鎖され、多くのファンから心配の声があがりました。

 

　退所直前、Instagramでおこなっていた生配信で、暗い夜道のなか、フードを目深にかぶってラップ調の言葉を発する姿に、ファンも不安を募らせていたといいます。

 

　4月中旬には、板垣さん自らInstagramで退所を報告し、《病院に入院をしていたため、皆さんにご報告が遅くなってしまい、ご心配をおかけしてしまいました》と説明し、安否が確認される形となりました」（芸能記者）

 

　詳しい経緯が明かされたのは、突然の退所劇からしばらくたった後のことだった。

 

　2024年11月、精神状態の悪化で入院していたことを自身のInstagramで告白。板垣さんは、《今年の1月頃から様々なストレスやプレッシャーから精神的に非常に不安定な状態になり、不眠や拒食等の症状が出始めました》と明かした。

 

　周囲の関係者に打ち明けられないまま症状が悪化し、2024年3月には《明らかに普通ではない行動》を取るようになってしまったと、みずから明かしている。

 

　そうしたなか、《俳優を辞めてアーティストになろう》と一念発起し、事務所を退所。その後は日常生活もままならない状態になり、約1カ月ほど入院していたという。同年4月に退院し、6月頃から徐々に仕事を再開。ライブ配信や企業案件をこなしつつ、俳優としての再起を図っている最中だとしていた。

 

　だが、家族の説明によれば、その後ほどなくして、行方不明となったようだ。Instagramの更新は、1月29日を最後に止まっていた。Xでは、あまりに早い訃報に、悲しみを訴える人々の声が寄せられている。

 

《板垣瑞生くん、これからもっといい俳優さんになるのかなぁ、と楽しみにしていた矢先に…残念すぎる…》

 

《あまりにも衝撃が大きくて叫んでしまった…辛い。早過ぎる。》

 

《嘘だよね？ショックすぎて涙が止まらない　もう笑顔を見れないなんて信じられない誰か嘘だと言って》

 

　これから活躍が期待されていただけに悔やまれるばかりだ。