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小池栄子らMC大爆笑の陰で『ドッキリGP』の“窒息寸前”企画に視聴者が不快感…過去に芸人の「骨折事故」も発生

『ドッキリGP』MCを務める小池栄子
4月19日、東野幸治と小池栄子がMCを務めるバラエティ番組『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』(フジテレビ系、以下『ドッキリGP』)の2時間スペシャルが放送された。
さまざまなドッキリが芸能人を襲うなか、復活した“ある企画”が物議を醸している。
ふだんドッキリを仕掛けられる側である芸能人たちが“ドッキリを考える側”になる同番組は、毎回、さまざまな形の仕掛けが用いられることでおなじみ。
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「あばれる君やトレンディエンジェル、村重杏奈さん、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大さんやAぇ! groupの末澤誠也さんなど、お笑い芸人からアイドルまで幅広いジャンルの芸能人が出演しています。はしごを登っている途中で水に突き落とされたり、1分間ドッジボールを投げられたりするなど、多様なドッキリがこれまで登場しました」(スポーツ紙記者)
なかでも、今回は「秒でげろっくまくん」が、スタジオをわかせていた。
かわいらしいくまの着ぐるみから、謎の緑色の液体が吐きかけられる同企画は、過去にも多くの芸能人を襲ってきたが、久しぶりにおこなわれたのだ。
「初号機と、液体を増量させた弐号機がありますが、今回はさらに改造を施した“参号機”が登場。げろっくまくんの前に座ると、突然、ぬいぐるみがターゲットの肩をがっしり掴み、顔をめがけて緑色の液体を発射するというものでした。床が緑色の液体だらけになるほど大量で、ターゲットは全身ずぶ濡れになっていましたね」(芸能記者)
ザブングル加藤や「ギャロップ」の毛利大亮など、お笑い芸人が頭から液体を浴びせられ、あわてふためく様子に、小池や東野らスタジオ出演者は笑いに包まれた。
しかし、放送後のXでは
《げろっくまくん、危なすぎて少しも笑えない。何がおもしろいのこれ》
《このゲロのかけ方は不味いやろ 息出来てないやん》
《耳の中、口の中、大量に入ってるよね。溺れてるのと一緒じゃん。やりすぎだよ。何かあったらどうすんだろう、、、》
《ドッキリgpげろっくま、全然笑えない。汚いし息できない長さだったよね?》
など、ターゲットの窒息を心配して、不快感を覚えたという声があがっている。
「噴射する液体の勢いが強かったためか、芸人たちは苦しそうに顔をゆがめていました。実際、ターゲットになったお笑いコンビ『きしたかの』の高野正成さんは、ネタばらし後に『溺れるかと思った』と話していたほどです。また、ターゲットは着ぐるみに肩をつかまれ、逃げられない状況で顔に大量の液体を吐きかけられたのです。見る人によっては“過剰演出”に感じたのかもしれません」(前出・芸能記者)
ターゲットが苦しそうにする様子から、安全性に疑問を持たれてしまったようだ。実際に、過去には、この企画で事故が起きたこともあった。
「2024年11月、フジテレビが、『ドッキリGP』のロケでタイムマシーン3号の山本浩司さんが肋骨を骨折したと発表し、謝罪しました。原因に関して、『げろっくまくん』の液体を浴びて立ち上がれない状態だった山本さんが、足を滑らせて転倒したと、複数のスポーツ紙が伝えていたのです。フジテレビは《今後は番組制作上の安全対策に関しましては、より一層徹底してまいります》とコメントしています。
山本さんの事故もあってか、長くこの企画は実施しておらず、今回、久しぶりに復活しました。ターゲットが座った状態で液体を噴射する形にして、転倒防止に配慮したと思われますが、またしても安全面に疑問を持たれてしまったようです」(前出・芸能記者)
視聴者が“笑顔”になるドッキリを本気で考えてほしいが……。