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バカリズムのフジ冠番組「1カ月放送休止」の“異常事態”徹底リサーチに定評も「製作費締めつけ」が足かせに

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記事投稿日:2025.04.23 17:30 最終更新日:2025.04.23 19:39
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
バカリズムのフジ冠番組「1カ月放送休止」の“異常事態”徹底リサーチに定評も「製作費締めつけ」が足かせに

バカリズム

 

 新年度を迎えた4月とあって、テレビでも新たなバラエティ番組やドラマが始まり、少しずつ視聴者に定着し始めている。

 

 しかし、お笑い芸人バカリズムの冠番組は1カ月も“次回予定”すら出ない異常事態になっていて──。

 

 フジテレビ系で放送されている『私のバカせまい史』(以下、『バカせまい史』)は、バカリズム扮する「研究長」を筆頭に、芸能人が「誰も調べたことがないせまい歴史=バカせまい史」を調査する内容で、好評を博していた。

 

 

「2022年から特番や期間限定レギュラーなどを経て、2023年4月、木曜夜9時の枠でレギュラー放送されました。2024年4月から木曜日の深夜に移行し、放送時間が30分に短縮されたものの、インターネットの情報に頼らず、国会図書館に行ったり、関係者に直接会ったりするなど、緻密な取材に基づいた調査内容に定評があります。2022年5月度、2024年2月度と、2度も『ギャラクシー賞』のテレビ部門奨励賞に選ばれています」(スポーツ紙記者)

 

 徹底リサーチをおこなう番組として、視聴者からも支持されていたが、最後に放送されたのは3月20日。番組公式Xも翌日の21日に《次回放送予定は未定となっております》と投稿されて以降、更新されていない。

 

 1カ月以上、放送休止状態になっているのだ。

 

「4月11日から、timeleszの菊池風磨さんとシソンヌの長谷川忍さんがMCを務めるバラエティ番組『何か“オモシロいコト”ないの?』が、『バカせまい史』の時間帯に放送されています。もともと、菊池さんの番組は月曜日の午後11時に放送されていたのですが、4月の番組改編で現在の時間帯に移行しました。

 

 一方、押し出される形になった『バカせまい史』は、4月23日時点で、いつから放送再開するかは不明のままです。フジテレビは、番組終了は考えていないようですが、当面、休止状態が続くと思われます」(制作会社関係者)

 

 バカリズムの冠バラエティ番組が放送されないことに関して、Xでは

 

《「私のバカせまい史」という、フジテレビの良心のような番組が、終了してしまったのか…》

 

《バカせまい史全然放送無いなって思ってたら未定なんだ……自然消滅だけは勘弁な》

 

《このまま終わりって訳じゃないよね!?》

 

 など、終了を心配する声も見受けられている。

 

 同番組を放送するフジテレビは、中居正広と元フジテレビの女性アナウンサーをめぐる性的トラブルへの対応が批判を集め、スポンサー離れが収まっていない。こうした状況で、現場も苦難に見舞われているようだ。

 

「1月30日、フジ・メディア・ホールディングスは、CM出稿の見合わせが増えたことで、2025年3月期の広告収入が233億円の下振れになる見通しであることを発表しました。この影響もあってか、番組の製作費が減少傾向にあるようです。

 

 深夜枠の番組は、とくにこうした締めつけが厳しいようで、『バカせまい史』もそのあおりを受けていると見られます。

 

 同番組は資料調査や取材、再現シミュレーションまで、ひとつの企画を放送するまで3カ月要することも少なくありません。ただ、製作費が限られる状況下で、従来のような形で放送するのは難しいのかもしれません」(前出・制作会社関係者)

 

 フジテレビに同番組の今後の放送予定を問い合わせたが、

 

「次回放送予定は未定となっております」

 

 という回答だった。

 

 製作体制まで“バカせまい”ことになっては、番組の持ち味が失われかねない。

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