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石橋貴明「スポーツ王」継続に暗雲…セクハラ報道だけじゃない「赤裸々事情」とは

2025年3月、MLB開幕戦を取材していたとんねるず・石橋貴明(写真・田中昭男)
「今のところは私たちもプレスリリースの範囲内のことしか知りません。来年の放送に関してはまだ検討しておりませんが、その時になれば適切に検討していきたいです」
2025年4月22日、テレビ朝日の篠塚浩社長が東京・六本木の同局で定例会見をおこなった。フジテレビ女性社員にセクハラをしたと「週刊文春」に報じられたお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明の出演する『夢対決とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』について冒頭のように言及した。
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篠塚社長は、「まず、石橋さんの一日も早いご回復をお祈りしたい」「事務所さんとやり取りをしています」と、関係性は継続している状況を明かした。だが、話しぶりからして『スポーツ王』の再開に積極的というわけではなさそうだ。
テレビ朝日の正月の風物詩ともいえる『スポーツ王』は、石橋と木梨憲武が様々な種目のプロスポーツ選手と対決するもの。2000年から始まり、今年の1月にも放送されたいわば「とんねるず」の冠番組でもある。
しかし、石橋のセクハラが報じられ、番組は存続が危ぶまれている。
「石橋さんががんを公表した際には、多くの人が『早く直して帰ってきてほしい』と番組の存続を訴えていました。ところが、中居正広さんの女性トラブルが石橋さんのセクハラに飛び火すると一転、石橋さんの立場は厳しいものになってしまいました。SNSでも石橋さんを擁護する意見もありますが、ほとんどが“悪事”を追求する投稿となってます」(民放関係者)
がんの手術を終えた石橋は、その報告とともに文春報道について謝罪文を発表。しかし、時すでに遅しというべきか、これまで石橋がテレビで披露してきた“セクハラ芸”までが散々掘り返され、イメージは悪化の一途をたどっている。
Xでも、《今後は、出演させなければ良いだけの話》《放送しないでください》《テレビ朝日自体がこれを期に新しい物を打ち出して変わる契機にすれば?》と冷ややかな意見が目立つ。
だが、前出の民放関係者は、今回のセクハラ以外にも番組継続が難しい理由があると話す。
「運動神経が良く、どんなスポーツもそつなくこなす木梨さんは別として、石橋さんは野球も含めて、どんなスポーツをやっても下手。言ってみれば、かなりの運動音痴なんです。
それでもやってこれたのは、ただただ“話術”があったからこそ。それも今では時代遅れと捉える向きがあり、セクハラ問題がなくても難しい立場にあったんです。今回のことで地上波の復帰は厳しいでしょう。
加えて、手術を終えたとはいえ、がんがありますからね……。“ご老体”でもある石橋さんに激しい運動を課す企画は、もう難しいかもしれません。」(同前)
通称「スポーツ王」は2025年現在、とんねるずがコンビで出演する唯一のレギュラー番組。その終了とともに、コンビが築いた一時代も幕を閉じることになるかもしれない。