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【独自】『ダウンタウンDX』終了の裏側「中居正広問題が追い打ち」関係者明かす、松本人志の“復帰VTR”も幻に

4月25日、ダウンタウンによるインターネット配信サービス「ダウンタウンチャンネル(仮称)」が、早ければ今夏にも始まることが報じられた。お笑い界の大御所が、テレビから姿を消す日も近いかもしれない。
2023年末に松本人志の性加害疑惑が報じられ、翌年1月に松本は「裁判に注力するため」として芸能活動を休止。2025年3月には相方の浜田雅功が休養を発表した。
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そしてついに4月21日、彼らの冠番組であり、32年間も続いた長寿番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)が6月27日放送をもって終了することが、制作である読売テレビから発表された。その舞台裏を、同局制作スタッフが明かす。
「浜田さんのお休みで“ダウンタウンが出ない『ダウンタウンDX』”となってから、番組のやりくりは本当に大変でした。『これから番組はどうすんの?』という感じだったので、終了と聞かされて正直ホッとしたのが最初の感想でした。
浜田さんがひとりで番組を回すようになってからは、どうも調子が悪かったように思います。今まで浜田さんが進行台本なんか見ているところはほとんどなかったのですが、ひとりになってからはいちいち『どないやったっけ?』と立ち止まって確認する時間が増えたんです。
それでも何とか番組は継続してきましたが、大きかったのは改編時である2025年の4月から一部のスポンサーが『番組から撤退する』との意向を表明したこと。撤退の理由は、やはり『もうダウンタウンが出ないから』というものでした。しかも“撤退表明”したのは、1社だけではなかったんです」(読売テレビ制作スタッフ)
テレビ局関係者は、今後の動きをこう見る。
「読売テレビの決断で追い詰められたのが、ダウンタウンの名前を冠して番組を続行している『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)と『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でしょう。『水ダウ』は浜田さんで収録済みのものを今でも放送していますが、それがなくなって以降どうするかは検討中らしいので、今後打ち切りもあると思います。
実際、各局は『ダウンタウンの番組をいつ終わらせよう』と、大慌てです。松本さんも浜田さんも2人とも戻ってくるメドすら立てられない状況ですから、それなら番組を畳むしかない。
冠番組だけでなく、浜田さんが単独で抱えているレギュラー番組も問題です。『浜ちゃんが!』(読売テレビ)、『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』、『プレバト!!』(ともにTBS系)、『ごぶごぶ』(MBS)に、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)。この5番組も、浜田さんが復帰時期をはっきり示さない限り、番組終了を考えざる得ないでしょう」(テレビ局関係者)
■中居事件が追い打ちに…消えた「松本復帰VTR」
「週刊文春」に名誉棄損の損害賠償を求める裁判を起こしていた松本は、2024年11月に訴えを取り下げた。復活のタイミングを探っていたとされる松本だが、「フジテレビ・中居正広問題」が追い打ちをかけたと前出のテレビ局関係者は語る。この一件がなければ『ダウンタウンDX』終了もなかったかもしれないという。
「実は、去年の12月には、松本さんが『ダウンタウンDX』に復帰し、2025年最初の放送から2人が揃うことが決まっていたんです」
松本の復帰策は具体的に用意されていたという。
「最初から松本さんがスタジオに登場して頭を下げるのではなく、『VTR出演がいいだろう』ということでまとまっていました。松本さんだけがVTRに出演し、浜田さんはスタジオで収録という形です。読売テレビにとって“ウチから再出発”となればメリットは大きいし、実際に番組で流す、松本さんのVTRも収録済みだったと聞きます。松本さんらしく、最後には笑いを誘うような内容のVTRだったそうです。
でも、それがダメになったのは、やはり『週刊文春』の中居正広さんのスキャンダル報道があったからです。このタイミングで松本さんが復帰してしまえば、飛び火は免れない。あのとき復帰さえできていたら、番組打ち切りはなかったと思います」
この復帰VTRの存在について読売テレビに確認すると「ご質問にあるような事実はございません」との返答があった。
“盟友”である中居のスキャンダルによって消えた、松本の千載一遇の地上波復帰のチャンスは、もう戻ってくることはないかもしれない。