“二股不倫報道”の永野芽郁と明暗　日曜劇場『キャスター』に出演する“スキャンダルと無縁”な大物俳優に再評価の声

 

《文春報道で不倫や2股交際が話題だが　20代のモデルの頃からスキャンダルも無く、奥様と娘2人を大切にしているカッコいい男を僕は知っている　#阿部寛　#キャスター》

 

　4月23日、Xに投稿されたそんなポストが2286万回超え（4月28日現時点）のインプレッションを記録し、話題となっている。タグ付けされた『キャスター』は、現在、TBS系で放送中の阿部が主演をつとめるドラマ。同作の主要キャスト、永野芽郁が「週刊文春」によって“二股不倫”を報じられたことや、永野の相手が俳優の田中圭、韓国人俳優のキム・ムジュンだったことで、投稿者は、決してスキャンダルなど起こさない阿部の誠実さを指摘したというわけだ。

 

　とある一般ユーザーからの冒頭のポストに対して、X上では、

 

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《見た目も中身もイケメン》

 

《生き様が、役以上にカッコいい　以前何かの番組で、娘さんの興味あることに関して、食い気味に質問している姿が、ずっと忘れられないです　いいパパなんだなあって》

 

　といった声のほか、

 

《モテすぎて誘惑多いはずのキムタクも娘2人でそういったトラブルなし　やはり娘2人のパパともなると、自分の娘たちが同じ目にあったら…と自制するのだろうと調べたら、田中圭も娘2人のパパだった》

 

　など、田中と阿部を比較する声もあがっている。だが、阿部にとって苦い過去もある。多くの人にスキャンダルとは無縁と思われている阿部だが、実はそんな彼にも、ドラマで共演した国民的女優・沢口靖子との熱愛スキャンダルを報じられた過去がある。今から37年前、阿部が24歳、沢口が23歳のころの話だ。芸能ジャーナリストが語る。

 

「阿部さんは、そのときのことを自著『アベちゃんの悲劇』で、赤裸々に語っています。それによれば、

 

《僕は役柄で恋人同士ということもあり、徐々にその女優さんに惹かれていった》

 

　と、この世界に入って、“女性俳優”に初めて好意を抱いたことを告白。《毎日、現場に行くのが楽しく、仲のいいヘア・メイクの人たちに、モデル時代のノリで、オープンに『付き合ってみたいな』なんて話をしたりしていた》と述懐しています。

 

　そして、ある日の撮影終了後、モデル時代のノリで、スタッフやマネージャーのいる前で、沢口さんを花火に誘ったところ、《2〜3日後、もうそれはマスコミの知るところとなり、僕は大切な人気女優をナンパしようとした、札つきのプレイボーイという記事がスポーツ紙にデカデカと載った》と振り返っています。当時、沢口さんは『女性自身』の取材に、メイクや事務所関係者を伴って、阿部さんと食事やドライブに行ったことは認めましたが、阿部さんは事務所の方針で最後までノーコメントを貫き、その結果、著書の中で

 

《謂れなき『スキャンダル』事件で、仕事の面でも干されて》

 

　と明かしています。その後の阿部さんは、数年間にわたって仕事が激減する苦節を味わっています。よほど、この期間がこたえたのでしょう」

 

　それ以降は、スキャンダルとは無縁の役者人生を送り、ストイックに俳優業に邁進。今では阿部も、日本を代表する俳優の1人だ。

 

「逆に言えば、こうした事例はまだ25歳の永野さんにとってはエールにもなるでしょうね。つまり、今回のスキャンダルをしっかり反省することで、今後も女優として活躍できる道はいくらでもあるということです。一方、40歳の田中さんは、妻子のある身でありながら若手女優とスキャンダルを起こしたという立場なわけですから、少なくとも業界関係者の人間で同情的に見てくれる人は少ないでしょう」（同前）

 

　そんな阿部も、まさか共演者のスキャンダルで、自身の株が上がることになろうとは思いもしなかっただろう。