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ミッツ・マングローブを育てた「母のしつけ」あたしそれ嫌いだわ〜
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.18 16:00 最終更新日:2018.02.18 17:30
タレントのミッツ・マングローブが、2月10日放送の『サワコの朝』(TBS系)に出演した。
番組では、ミッツの両親について紹介。父親は「伊勢丹」の社員で、イギリス支店長も務めていたことがあるエリート。一方の母親は子供ができるまでコピーライターとして働いていたという。ミッツは、母親による独特すぎる子育てについてこう語る。
「母親は怖くはないんですけど、自分の世界観・価値観で子育てをする。『これは正しい。これは間違ってるでしょ』という、しつけをされたことがない。『あたしそれ嫌いだわ〜』って言う(叱り方)。
例えば、弟をいじめるじゃないですか。『お兄ちゃんなんだから、弟をいじめたらダメでしょう』ではなくて、『あたしそういう男嫌いだわ』って言われるんですよ。(言葉に)すごく殺傷能力があって、センスを否定されるんです」
ここで、司会の阿川佐和子が「水筒もオシャレだったんですって?」と、幼少期にミッツが持たされた水筒にまつわるエピソードを聞く。
「(遠足に)幼稚園児が持っていく水筒なんて、戦隊モノのキャラクターが描いてあるとか、『キャンディ・キャンディ』の女の子とかそういうもの。(でも、なぜか)水牛のバックスキン革で、スイスの人が『パホーン』って吹くみたいな、ハイジのおじいさんが持っているような(水筒)。本革ですよ。危機を感じて、恥ずかしいから『やだ』って朝からごねたんですけど、(母は)『何を言ってんの。は〜っ! わかってないねえ、これが一番カッコイイんじゃないの』って」
案の定、集合場所に到着した途端、オシャレすぎる水筒の登場に周囲はどよめいたという。最終的には、ほかの父兄たちに気を使われ「カッコいいよ」と慰められたという。
そんな両親を、ミッツは「(成長する息子の)セクシャリティに関して、心配することを野暮だと思っていたのでは」と振り返る。加えて両親には、個性に関する持論があるという。
「『大人が尊重し、育てなきゃいけないほどの個性は、個性じゃない』って言ったことがあって。大人が無理くり伸ばすような個性は個性じゃない。しょせん消える。それは(両親が)わたしを見てるから。いま考えると、抑えようとしても出てきちゃう個性が自分の息子にあったから、そう思うのかなって」
イギリスでの音楽留学から帰国後、歌手を目指すうちに、いまの女装家というスタイルに行き着いたミッツ。そのセンスは、個性的な両親の影響を受けているのは間違いないだろう。