
2026年春の解散コンサートを発表した「嵐」
5月6日、活動休止中の国民的アイドルグループ「嵐」が、2026年春に開催するコンサートツアーをもって、解散することをファンサイトで発表した。2020年12月末をもって、嵐は活動休止していた。
相葉雅紀、大野智、櫻井翔、二宮和也、松本潤の5人がそろって動画に登場し、「私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春ごろに予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます。このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします」と発表した。
1999年に結成された嵐は、2009~2020年まで『NHK紅白歌合戦』に12年連続、12回出場。2018年11月から2019年12月にかけて開催された5大ドーム(ナゴヤドーム、東京ドーム、福岡ヤフオク!ドーム、札幌ドーム、京セラドーム大阪。名称はいずれも当時)ツアーでは、50公演で237万5000人を動員し、単一ツアーにおいて国内最高動員記録を打ち立てるなど、絶大な人気を博した。
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芸能記者が言う。
「発表によれば、2026年春のコンサートは、現在のファンクラブ(FC)会員が優先的に申し込めるように、新規入会は一時的に停止し、詳細は追って発表するようです。活動終了にともない、FCも2026年5月いっぱいで終了します。
嵐のFC会員数は最盛期で300万人を超えるといわれていました。年会費は4000円ですから、単純計算でも年間120億円規模の収入があったと推定できます。
当初は、2020年内でFCも休止する予定だったのですが、ファンからの『寂しい』という声を受け、2021年以降も存続させることになっていました」
そこで、今回のコンサートで問題になると思われているのが、チケット入手の困難さだ。
Xでも《コンサートのチケット、争奪戦になりそう》《今、嵐のファンクラブに入っている全員にチケットが届いたらいいのに!!!》《嵐のチケット倍率Switch2より厳しそう》といった具合いに、チケット争奪戦に戦々恐々とする声があがっている。
「かつて開催した5大ドームツアーでは、50公演で延べ約237万人を動員しました。ドームの収容人数は4万人から5万5000人ですが、1公演あたり4万7500人だったと推測できます。
かりに2026年春も5大ドームで開催する場合、300万人動員するには、63公演必要になります。ただ、春ということはプロ野球の開幕も近く、ドームを存分に使うのは難しいでしょう。
国内最大規模の国立競技場や日産スタジアムだと7万人規模で収容できますが、それでも40公演以上をこなさなければなりません。コンサートツアーの具体的な場所や日程は未定ですが、現実的には相当激しい”チケット争奪戦”が展開されることが、十分に予想されます」(同前)
国内最大収容人数を誇る国立競技場といえば、男性アイドルグループの“聖地”。
2025年4月にもSTARTO ENTERTAINMENT社の後輩である「Snow Man」が、同地で2Daysのコンサートを開催したが、そこには、ステージ演出の監修を担当した松本潤と、関係者席で観覧した櫻井翔の目撃情報もファンから寄せられていた。
もう一度、“聖地”に戻ってくるための下見だったのか――。