
在宅起訴となったジャングルポケット斉藤慎二
2024年10月、ロケバス内で20代女性に性的暴行をくわえた疑いで警視庁に書類送検され、3月に東京地検から在宅起訴された、元お笑い芸人の斉藤慎二被告。
騒動が報道された2024年9月には活動休止し、翌月には所属していた吉本興業との契約も解除。その後は沈黙を続けていたが、4月25日に自身のXを更新。《この度、バームSAITOUという販売店でSTUMPという商品名で私自身がバームクーヘンを販売することとなりました》と発表し、実際に “売り子” としてバームクーヘンを販売、話題となった。
「営業初日には、1500個ほど用意されていた商品が4時間ほどで完売する大盛況ぶりでした。現場には、200人ほどの行列ができていましたね。販売現場でも、自分のギャグ『はぁ~い!』を連発して大うけしていました」(芸能記者)
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突如始まったバームクーヘン販売。いったいその “仕掛け人” は誰なのか。
斉藤被告は、Xのプロフィール欄に “お問い合わせ” 先として、メールアドレスを掲載している。しかしそのメールアドレスは、都内のマーケティング会社「株式会社Star Vaz」とまったく同じもの。同社のサイトを確認してみると、「マネジメント/プロデュース事業」「SNS代行業」「ECサイトの運営」などさまざまな事業を展開している様子だ。この会社が、現在の斉藤被告を支えているのだろうか。
質問状を送ってみると、翌日、メールが届いた。斉藤被告との関係について尋ねると、このような返答が。
「現在マネジメント契約されている会社から委託されています」
所属ではなく、あくまでも “仕事の窓口” として業務を請け負っているという。この回答からは、斉藤被告と「マネジメント契約している会社」が存在することが伺える。
今後の業務内容についてはこう明かした。
「仕事依頼等の問い合わせ等の全てにおいて窓口を担当しています。現在色々と進行準備のものはあります。仕事内容につきましては弁護士の指導の元で進めておりますので弊社はお答えが出来かねます」
「Star Vaz」の業務内容からするに、SNS関連のマネジメントも担当しているようだ。実際、斉藤被告のSNSについては「本人含め弊社でマネジメントしております」との回答だった。
本誌は、代表者に直接電話で話を聞こうと試みたが、「こちらは窓口ですので、インタビューなどはお受けできません」との返答だ。
また、現在、進行準備をしているのはバームクーヘン販売に関するもので、取材や出演など芸能的な仕事に関しては受けつけていないようだ。企画は受けつけるが、弁護士と相談するので、通るかどうかはわからないという。
なんとも芸能界からの距離を感じる返答だが、斉藤被告はあくまでも、洋菓子販売業者として活動していく様子だ。
「Star Vaz」社のホームページには《SNSを制するものは時代を制する》と書かれている。窮地の斉藤被告の背後には、SNSを知り尽くした “仕掛け人” が存在していたのだ。