
『この世界は1ダフル』(フジテレビ系)でMCをつとめる東野幸治
5月8日、東野幸治とSnow Man渡辺翔太がMCをつとめるバラエティ『この世界は1ダフル』(フジテレビ系)が放送された。この日のテーマは「女性1万人に聞いた!青春だった懐かしのドラマ BEST10」。
ランキングには『ロングバケーション』『ひとつ屋根の下』『ナースのお仕事』など、フジテレビの名作ドラマがずらりと並び、数々の名シーンが紹介された。Xでは「やまとなでしこ」がトレンド入りし、当時を懐かしむ声があふれた。
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だが、そんななかに
《なんかフジ、しょっちゅう昔のドラマランキングやってない?》
《ねぇねぇ、フジテレビって今毎晩同じ番組やってる?懐かしいドラマランキング、主題歌ランキングしか見ないんだけど笑》
《フジテレビは懐かしのドラマランキングばっかりやってるけどバラエティの作り方忘れたんか???》
など、冷ややかな声も少なくない。
「近年、ドラマなど過去の映像を使う番組は各局で増えていますが、そのなかでもフジテレビは多いように思えます。『この世界は1ダフル』という番組では、4月17日にも『国民1万人が選んだ!ドラマ主題歌ベスト20!伝説のシーン全部見せSP』という2時間スぺシャルを放送したばかりです。
この番組はもともと各業界の専門家が選んだすごい話をVTRで紹介するというものですが、件のフジテレビ問題以降は、過去の名ドラマや『伝説のアイドルベスト10』のような企画ばかりになっています」(芸能記者)
Xには、さらにこんな憶測も…。
《最近フジテレビはドラマランキング多いな 広告収入が減ってFODに誘導したいとみた》
「中居正広氏の性暴力の問題の影響で、フジテレビからは多くの企業がCMを取り止め、広告収入は激減。2025年度の決算は201億円の赤字になる見通しです。フジテレビの社員からは、『経費で飲みに行けなくなった』という嘆きの声をよく聞きますし、制作の現場にも影響は大きいはずです。
過去ドラマの名シーン特集は、製作費が抑えられるのはもちろんですが、それ以上に、運営する動画配信サービスFODへの加入を促進する狙いがあるのは確かでしょう。
FODの有料会員数は2024年8月に150万人を突破。ドラマの視聴方法がネットの配信に大きくシフトするなか、フジテレビとしても “最後の突破口” として、FODに頼るしかないのでしょう」(同)
危機的状況のフジテレビ。なりふり構わぬやり方も、当然かーー。