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「オンカジ関与」「未成年と飲酒」…フジテレビ社員に相次ぐ“コンプラ違反”信用回復への遠い道のり

混乱が続くフジテレビ
5月9日、フジテレビ社員2名が、オンラインカジノで賭博行為をしていたとして懲戒処分にしていたと報道された。処分は8日付だという。
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「フジテレビ企業広報部は各紙の取材に対し、『社内処分の詳細に関してはお答えしていませんが、本件は社員就業規則に則り、適切に対応しました』とコメントしています。今年に入り、吉本興業所属の芸人や、野球界でも取りざたされてきたオンラインカジノ問題。ここにきて、テレビ界にも浸透していたことが分かったのです」(社会部記者)
処分を受けた社員は、2020年頃から海外のオンラインカジノにアクセスしたという。2022年頃までに違法行為であることを認識し、利用を停止したとのことだ。3年前の話であり、警察などが動いているわけではないようだが、フジテレビは先回りして処分を決めたということだろうか。
「2024年末から続く、中居正広氏の性加害に端を発する“フジテレビ問題”で、ただでさえ同局は苦境に立たされていますからね。いまだにスポンサーはまともに戻ってきていません。不祥事の火種には早めに対処し、公表すべしと、“コンプライアンス重視”の姿勢をアピールする狙いとも思えます。
とはいえ、社員が違法行為を働いていたという事実は世間に公になったわけで、ますます同局への視線は厳しくなりそうです」(同前)
Xでは、多くの失望の声が書き込まれている。
《フジの信頼は現在どん底にあってこれより下がる事はできないという自覚が全く無くて呆れる》
《役員の対応は遅いのに、社員は即クビ。》
《もう、どしょもないなフジテレビは…何でもアリな無法地帯だろ》
だが、5月に入ってフジテレビが社員を処分したのは、この件が最初ではない。オンラインカジノでの処分のわずか1日前には、別件の処分が発表されていたのだ。
「2023年、深夜バラエティ番組『オールナイトフジコ』の出演者で当時18歳だった女性と飲酒した社員を厳重注意したと、7日に発表しています。ただし、フジテレビの発表によれば、未成年の女性の意思に反して飲酒を勧めたわけではなく、また、その場に居合わせた男性2人は女性と初対面だったといいます。外部弁護士による同局の調査では、法令違反はなかったとのことです。ただし、放送局の社員として軽率だったとの判断があり、この処分に至ったのでしょう。
懲戒処分と厳重注意では処分に大きな差はあるものの、相次いで社員の不祥事が明るみに出てしまいました」
フジテレビの信用回復の道のりは、まだまだ遠そうだ。