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『月曜から夜ふかし』早くも「街頭インタビュー再開」発表に集まる拒否感…BPO審議入りした「不適切編集」で厳しくなる“世間の目”

『月曜から夜ふかし』のMCを務めるマツコ・デラックス(左)と村上信五
5月12日、人気番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の公式サイトに、街頭インタビュー取材再開のお知らせが掲載された。
「公式サイトのトップには“街頭インタビューの再開について”と題された長文が掲載されています。一般人への街頭インタビューは、この番組の根幹をなす部分ですから、できるだけ早く再開したかったのでしょう」(芸能記者)
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3月24日放送回で中国人女性のコメントを意図的に編集し、中国ではカラスを食べているかのような印象をもたせるという、コメントの趣旨と異なる形の放送をしたことで、番組は放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会で、審理入りが発表された。以降の放送では新規の街頭インタビューをおこなわず、過去の放送回を再編集したものが流されていた。
5月12日も『蔵出しスペシャル』として再編集が放送されたが、番組の最後に、サイトと同様のインタビュー再開の字幕が映し出された。字幕には《3月24日、不適切な編集をしたインタビューを放送してしまいました。視聴者の皆様の信頼を裏切ってしまい、心よりお詫び申し上げます。これまで街頭インタビューを停止し、再発防止策を作ってまいりました。今後は、再発防止策を徹底し、街頭インタビューを行っていきます》と記載された。
「番組は、市井の人へのインタビューで人気を博してきました。なかには、一般人ながら『夜ふかし』のインタビューで一躍、有名人になった人も。そうした経緯があるなかで日本テレビとしては、この番組の“肝”をつぶしたくない、ということなのでしょう。『夜ふかし』は日テレ有数の人気番組でもあります。局内では、VTRチェック体制を厳重にして、モラル向上研修もおこなっているようです」(前出・芸能記者)
Xでは、再開を歓迎する声もある。一方で、一度、BPOの審議入りした番組への拒否感がぬぐえないという意見も根強く残っている。
《もうやめ時では?》
《普通の感覚なら一発アウトで番組終了の案件だと思いますが、他社の不祥事には厳しいのに自分には甘いですね》
《テレビ局は謝罪して対策したふりして通常営業》
通常放送に戻るとして、どんな街頭インタビューがおこなわれるのか。世間の目は厳しくなっており、番組の路線変更を余儀なくされる可能性もある。前途は多難といえそうだ。