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【性暴力トラブル】中居正広、突然の“反論”で浮上した「第三者委員会を提訴」の可能性…弁護士が考える“真の目的”

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記事投稿日:2025.05.13 20:35 最終更新日:2025.05.13 22:07
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【性暴力トラブル】中居正広、突然の“反論”で浮上した「第三者委員会を提訴」の可能性…弁護士が考える“真の目的”

芸能界を引退した身の中居正広

 

 2023年6月、元フジテレビの女性アナウンサーと、元「SMAP」中居正広との間に起こった「性的トラブル」。フジテレビと、親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会は、2025年3月31日に公表した報告書で、世界保健機関(WHO)の定義にもとづき「女性が中居氏から業務の延長線上で性暴力の被害を受けた」と、中居の行為が「性暴力」だったことを認定していた。

 

 それからおよそ1カ月半が経った5月12日、中居の代理人弁護士5人が、第三者委員会の報告書の内容に異議を申し立てる文書を公表した。

 

 

「中居氏サイドがもっとも問題視していることのひとつが、『性暴力』という表現です。中居氏の代理人は、中居氏から詳細な聞き取りと関連資料の精査をおこない、『性暴力という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった』としています。

 

 また、第三者委員会が、WHOの広義な定義を使用したことにより『中立性・公正性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある』とも指摘。第三者委員会に対して、関連証拠の開示や釈明などを求めています」(芸能記者)

 

 さらに「中居氏が守秘義務の解除に応じなかった」と記載したことについても「中居氏は当初、解除を提案していた」と反論。「およそ6時間にわたって第三者委員会に回答した内容がほとんど反映されなかった」としている。

 

「『守秘義務の解除』について、『中居氏が応じなかった』と断言した表現が『中居氏は調査に非協力的』『明らかにされては不都合』という印象を、世のなかに強く与えてしまったことは事実です。第三者委員会は、その表現に至った経緯を、あらためて説明する必要があるかもしれません」(社会部記者)

 

 公表された文面からは、中居の「一歩も引かない」という強い決意が感じられる。この先、中居が第三者委員会を訴えるという事態は、可能性としてあるのだろうか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に聞いた。

 

「第三者委員会は“中立で公正”という立場ですから、その結論に対して異を唱えるのは、珍しいことです。『反省していないのではないか』という、世間的な評価を受けてしまう恐れもあります。それでも今回、中居さんが異を唱えたのは、ふたつの理由が考えられます。

 

 ひとつは『事実関係は違うんだ』という中居さんの気持ちを形にして、世間にアピールする目的です。

 

 もうひとつは、第三者委員会から中居さんの質問に対して回答がないなどであれば、訴訟を起こすことも視野に入れている可能性がないわけではないことです。しかし訴訟を起こすと中居さんは、世間のバッシングを受けるなどもっと不利益になる心配がなきにしもあらずですから、私は“前者”である可能性が高いと思っています」

 

 中居の今回の申し立ては、あくまで本人の意思を世間に明示する目的だったのではないか、というのが若狭氏の見立てだ。年明けから、フジテレビを揺るがし続けているトラブルは、新たなフェーズに入ったようだ。

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