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80歳・吉永小百合、124作め出演映画で役作りの“初ピアス”つらかったのは「1カ月、泳いじゃいけないって」

人生初の「ピアス」を開けたと語った80歳の吉永小百合(写真・保坂駱駝)
5月13日、女優の吉永小百合が主演する映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(阪本順治監督)の完成報告会見が都内のホテルで開かれた。
この映画は、女性として世界で初めてエベレストおよび七大陸最高峰への登頂に成功した登山家の故・田部井淳子さんの実話をもとにした作品で、吉永は主人公の女性登山家・多部純子を演じる。
吉永にとっては124本めの出演作となるが、登山家の役は初めてとなる。
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会見では、吉永が役作りのため、80年の人生で初めておこなったことが話題となった。
阪本監督が「吉永さんが架空の名前になっていますけど、どこかで田部井淳子さんにアプローチするために準備中にひとつ、なされたのが、田部井さんは後年ピアスの穴を開けていらっしゃるんですね。で、吉永さんもクランクイン前にピアスの穴を開けられました。記事になるでしょ? これは」と明かすと、出演者たちから笑い声があがった。
司会者から「今日も吉永さん、(ピアス)されてますよね?」と聞かれた吉永は「これは田部井淳子さんの、あの、本物なんです。それをいただきまして、今日、つけさせていただきました」と、田部井さんがつけていたピアスを披露した。
ピアスの穴についてのエピソードなどを求められた吉永は、こう話した。
「これはもう、この役は開けるしかないと思いまして、やりましたけれども、ただ、たいへんだったのは1カ月間、泳いじゃいけないって皮膚科の先生に言われて、泳がないってことは私にとってもとてもつらいことだったので、それを我慢しました」
ふだんから、身体作りのために水泳を続けている吉永ならではのエピソードだった。さらに、こう続けた。
「時代劇の場合、ピアスの穴はいけないのかなと思うんですけど、この年齢になって時代劇はもしかしたらオファーがないかもしれないし、とにかく今回の役に没頭するためには開けようと思って、開けました。そして、なんかすごく解放されたようないい気持ちにいま、なっております」
スポーツ紙記者が言う。
「吉永さん本人が会見でも明かしていらっしゃいましたが、2024年6月にクランクインした撮影は相当、過酷だったようです。朝早く家を出て、栃木県で撮影して、その足で富士山まで行く、みたいなこともあったようですから。2025年3月に80歳を迎えた吉永さんですが、その美貌は衰えていませんでした」
吉永の“人生初ピアス”報道に、Xには《この年から新しいことを始める事ってなかなかないので良いキッカケだったかも》《いくつになってもいろいろできるを体現して素晴らしい》などと、共感の声があがっている。
また、吉永と早稲田大学第二文学部時代に在学期間が重なっていた「サユリスト(吉永と青春時代を歩んだファン)」のタモリの胸中を察してか、《タモさん直々に開けたかったろうなあ。》という声も。
吉永の女優人生はこれからも続く。