
前田敦子
元AKB48・前田敦子が、5月18日放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に登場。グループ時代を振り返った際の発言が物議を醸している。
「この日、前田さんは同局で放送中のドラマ『人事の人見』で共演中のTravis Japan・松田元太さんと出演。鑑定を担当した占い師の星ひとみさんから『13歳、2004年が人生の転機』と告げられると『AKBのスタート前ですね』と回答しました。
そのうえで、東京・渋谷のマクドナルドの前でスカウトマンから声をかけられ、AKB48のメンバーオーディションを紹介され、翌2005年に参加したことを明かしていました」(芸能ジャーナリスト)
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以降約7年間、“AKB48の絶対的センター”として走り続けてきた前田。2012年、21歳のときにグループを卒業するも、その2年前の19歳のころから卒業を考え始めたという。だが、当時は「できるだけ早く卒業したい」という意向を周囲に打ち明けていたにもかかわらず、「誰にも聞く耳を持ってもらえなかったので、ひとりでやってましたね」と回顧した。要望が聞き入れられず、なかなか卒業できなかったというのだ。
「この後、前田さんは撮影に立ち会っていた番組スタッフから『アイドル以外の選択肢はあったんですか?』と尋ねられると、意外な言葉を口にしたのです。『アイドルになりたいと思ったことないですよ、私』と。まさかの告白に隣にいた松田さんも『えっ?』と絶句。彼女は『なんか間違えちゃった。私はだまされたと思ってます』と笑っていました」(同前)
そんな思わぬ葛藤に対して、Xでは、
《応援してくれたファン、支えてくれたスタッフに失礼だとは思わないのかな。 ジョークだとしても公に言うことじゃないだろう》
《20年経ってからそれ言われてもねぇ》
と、ファンからの複雑な心境が漏れ聞こえている。ファンが “裏切り” と感じた前田の発言の“真意”について、芸能プロ関係者が語る。
「前田さんがAKB48時代、ステージに立っていたときのまぶしい笑顔はウソだったのかと、がっかりする人も多かったようです。あのころの彼女を、全力で応援していた自分まで否定されたと感じてしまうかつてのファンもいるのかもしれません。
しかし、前田さんは最初から女優志望だったんです。卒業後、初の連続ドラマ出演となった『幽(かす)かな彼女』(フジテレビ系)でも『もともと女優志望だったので、いま、撮影現場にいられることが幸せです』と話していました。そんな彼女の意向に沿う形で、在籍中の2010年にはNHK大河ドラマ『龍馬伝』に出演し、AKB48メンバーとして初の大河女優となりました。『だまされた』という表現は大げさではありますが、本心とは裏腹に周囲からの期待に応えようと、なんとか“センター前田敦子”という役割を演じ続けていたのかもしれません」
“絶対的センター”も、演じていたものだったということか。