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武田鉄矢「名作ドラマ」リメイク報道で気になる “高い壁”…『僕は死にましぇん!!』なにをやっても “コント” に見える不安

武田鉄矢
5月22日、「女性セブンプラス」が、1991年に大ヒットしたトレンディドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)のリメイク企画が進んでいると報道した。
当時、平均視聴率23.6%、最終回は36.7%という、いまでは考えられない数字を叩き出した化け物ドラマ。主演は武田鉄矢、ヒロインを浅野温子が演じ、“月9” の歴史に残る大ヒットとなった。
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「武田さん演じる冴えない中年サラリーマンは、99回のお見合いに失敗し、半ば結婚をあきらめていたのですが、浅野さん演じる美人チェリストと出会って恋に落ちていきます。
第6話で、過去に交通事故死した恋人のことが忘れられないと泣くヒロインの前で、ダンプの前に飛び出して『僕は死にましぇん!!』と絶叫するシーンは、永遠の名シーンとして知られています」(芸能担当記者)
このドラマは海外でもさかんに見られ、当時、浅野温子の妹役を演じていた田中律子は、本誌の取材に「ロサンゼルスで、現地在住の方に『おー! 千恵!』と役名で呼ばれたときには、さすがに驚きました(笑)」と、その影響力について語っている。
そんな化け物番組の続編リメイクに、SNSでは歓迎の声が寄せられている。だが、「この続編には越えなければいけない、意外な高い壁がある」と、放送作家がこんな分析を披露する。
「同作は、『僕は死にましぇん!!』など、武田さんの印象的な演技、セリフがあることから、何度もコントで引用されてきました。
誰もが知るところでは、1990年代、ウッチャンナンチャンが『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(フジテレビ系)で、内村光良さんが武田さん、南原清隆さんが浅野さん役で『約101回目のプロポーズ』というパロディコントをしていました。
このように、多くのコントで30年以上もこすられてきただけに、今さら大真面目にドラマにしたところで成立するのか……。まずは真面目な演技が受け入れられるような高い完成度が求められると思います」
確かに、Xでも《あのセリフは絶対あるんだろうが、武田鉄矢のマネでやらないだろうからハードル爆上がり》《そういうコントじゃなくて》と、コントを想起するという声が多く書き込まれている。
令和の時代に、“どこかおかしい” パターンのドラマはハマるのか……。