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『キャスター』永野芽郁が過去いちばんの “ハマり役” となった皮肉…本人の “暴走” 姿が役柄としっかりリンク

永野芽郁
田中圭との不倫疑惑スキャンダルで世間を騒がせている永野芽郁が、正義のジャーナリスト役なんてあってない! ……そういった声が噴出していた阿部寛主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系)。
だが、5月18日(日)放送の第6話は、くしくも永野と役柄がシンクロするようなストーリーになっていた。
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■“命を優先させる” という自身の正義に従ってルール破り
架空の報道番組「ニュースゲート」を舞台に、新キャスターとして抜擢された進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し、悪を裁いていく社会派エンターテインメント。
永野が演じる崎久保華はテレビ局員で、「ニュースゲート」の総合演出。自分なりの正義を胸に、報道に向き合っていくバイタリティにあふれたキャラクターだ。
そんな崎久保、これまではジャーナリストとして真実を追っていくスタンスだったが、第6話では真実を伝えることを放棄し、違法な臓器売買で手術を受けようとしている母娘を手助けする。
実は18年前、崎久保の姉が違法な臓器移植を受けようとしていたが、進藤のスクープによって警察にバレてしまい、幼き姉が命を落としたという過去があった模様。
崎久保は今回、臓器移植を受けようとしている少女に姉を重ね合わせ、違法だと知りながら、警察や報道陣が母娘を捕まえられないようサポートしていく。犯罪行為に加担したのだ。
要するに崎久保は、“命を優先させる” という自身の正義に従い、真実を伝えないどころか法律やルールを破ったのである。
■“愛を優先させる” という自身の正義に従ってルール破り
ここで、永野芽郁の不倫疑惑について整理しておこう。
まず、永野も田中も不倫は否定しているし、彼らのものとされているLINEのやりとりも否定しているので、“肉体関係がある” と決めつけるのはよくないのが大前提。
ただ、永野のマンションで一夜をともにしたこと、密着した手つなぎ写真が流出していることは事実。
もっとも重視すべきは田中の妻の心境であり、妻視点で考えればこれらの状況証拠だけでも十分「不倫」だと感じ、悲しくつらい思いをしているはずだ。
永野が田中に向けた愛情が、恋人に向けた恋愛感情だったのか、友達に向けた親愛感情だったのかは定かではない。ただ、妻子持ちの男を自宅に泊まらせたり、手をつないで密着したりするのは、社会通念上の倫理観に反していると言える。
要するに永野は、“愛を優先させる” という自身の正義に従い、倫理的ルールを破って田中の家族を傷つけたのである。
■今回の結末が、永野自身の今後を占うことにもなるかも
もう、おわかりいただけただろう。劇中の崎久保華も現実の永野芽郁も、自身の正義を優先してルールを破ることができるという、大きな共通点があるのだ。
法律を無視して暴走する崎久保は、倫理観を無視して暴走する永野にそっくり。その意味で、永野にとってこんなハマり役はないとさえ思える。
第6話で阿部演じる進藤が、永野演じる崎久保にこう語りかけるシーンがあった。
「幼稚園で習わなかったか? 『人のモノを盗ったらいけない』と」
この発言がスキャンダルの渦中にいる永野本人にもドンピシャで突き刺さったのは言わずもがなだが、それだけ役者本人の “仁(にん)” とキャラクターがしっかりリンクしているともいえる。やはり、永野にとって、過去いちばんでハマっている役柄に違いない。
――今夜放送の第7話では、違法臓器売買のエピソードが続いて描かれる。ルールを破って暴走した崎久保に待ち受ける結末は、永野自身の今後を占うことにもなるかもしれない。