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永野芽郁、不倫疑惑より深刻な「日曜劇場ブランド」失墜の危機…『キャスター』脚本に指摘される違和感

田中圭との不倫騒動が収まらない永野芽郁
5月25日、日曜劇場『キャスター』(TBS系)第7話が放送された。メインキャストで出演中の女優・永野芽郁の不倫疑惑で揺れるなか、作品のクオリティそのものにも疑問符がつく事態となりつつある。
同作は、阿部寛演じる型破りなキャスター・進藤壮一が、テレビ局の報道番組『ニュースゲート』を舞台に、闇に葬られた真実を追求し、悪をさばいていく“社会派エンターテインメント”と銘打たれ、放送を開始した。永野が演じるのは、番組の総合演出・崎久保華で、進藤のワンマンぶりに振り回されながら、自分なりの正義にしたがって報道番組を作り上げていく役どころだ。
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4月に永野の不倫疑惑が報じられてから、別の意味での注目度が上がってしまった同作。「人のものを盗ってはいけない」といった意味深セリフが注目されたり、公式アカウントでの永野の登場頻度の激減が注目されたりといった状況が続いているが、ここにきて話の展開にも“けち”がつき始めたようだ。ここ数話の永野演じる崎久保の立ち回りに、視聴者から違和感が続々と指摘されているのだ。
「6、7話では、臓器移植が主なテーマとして描かれました。
崎久保は、違法な臓器売買で手術を受けようとする母娘を手助けしてしまうんです。崎久保は過去に、姉が違法な臓器移植を受けようとするものの進藤のスクープによって失敗し、命を落としてしまったというエピソードも挿入されていました。
少女と姉を重ねてしまうのは無理もありませんし、崎久保なりの正義に従った末の行動だともとれるでしょう。それでも犯罪行為に手を貸すような言動を取ったことに、納得できない視聴者が続出しました」(芸能記者)
Xでは、永野演じる崎久保に対し、倫理観の欠如を指摘する声が噴出している。
《過去の事があるとはいえ違法な臓器売買に手を貸そうとしたりドナーになる子どもの事を全く考えていなかったりで、崎久保さんの倫理観崩壊してる》
《脚本にボロが出ているんだけど、中の人の説得力もないからもうめちゃくちゃだよ》
《日曜劇場のレベルがガタ落ちなストーリー。あり得なさすぎる関係性や話の展開に、変なもの見たさと日曜劇場というブランドで継続視聴してるわ》
『VIVANT』『半沢直樹』『下町ロケット』など、骨太なストーリーが多く、人気の高い連ドラ枠である“日曜劇場ブランド”。その“格”が失墜しかける状況になりつつある。
「臓器売買についての倫理観以外にも、日曜劇場の前作『御上先生』と“登場人物の母が記憶障害”という設定が酷似しているなど、脚本の粗さはかねてから指摘されていました。
今回、『キャスター』は原作なしの完全オリジナル作品で、脚本家が6人という異例の体制が敷かれています。人数を増やすことで、多様な視点を盛り込めるといったメリットがあり、海外では一般的な手法です。日曜劇場でも何度かこの手法を取り入れましたが、成功例も失敗例もある、といった感じでしょうか……。今回の『キャスター』に関しても、今回の6人の脚本家チームはうまく機能しているのかは、気になるところですね」(芸能記者)
永野のスキャンダルのみならず、脚本までも不評の逆風……。作品はすでに最終章へと突入している。